出版社内容情報
大坂の福島羅漢前にある「日暮らし長屋」の住人、絵師の葛幸助は、自分の好きなままに絵を描くが故に、仕事が無く、貧乏神と呼ばれ、本業では食えず、筆作りの内職で糊口をを凌いでいる。おまけに、様々な難題が持ち込まれることもしばしば。それは彼の部屋にある屏風に封じられている厄病神のせいらしい。
残暑厳しいある日、力丸という小悪党が殺された。死体には、突き出した舌の上に大きな石を載せた閻魔大王の絵が置かれていた。この謎めいた事件の瓦版の挿絵を依頼された幸助は、この不可解な事件に関わっていくことに……。
色街で豪遊することから福の神と呼ばれる謎の商人。幸助とは、身なりも何もかも違うが気が合う。彼と、筆問屋の丁稚の亀吉らとともに、様々な事件を解決する人気シリーズの第四弾!
第一巻は刊行後、即重版!
第七話 なぞなぞが謎を呼ぶ
素丁稚捕物帖 四 怪談なんて怖くない
第八話 なぞなぞがまた謎を呼ぶ
内容説明
ある日、嫌われ者の小悪党が殺された。死体には下手人が残したと思われる奇妙な絵が。突き出した舌の上に大きな石を載せた閻魔大王。なぞなぞ?この事件を取り上げる瓦版に挿絵を依頼された絵師の幸助は、事件を調べはじめて…。大坂・福島の長屋に住む、貧乏神と呼ばれる絵師の幸助と、福の神と呼ばれる謎の商人。何もかも違うのに気の合う二人が、様々な難事件を解決していく。(書下し痛快時代小説)
著者等紹介
田中啓文[タナカヒロフミ]
1962年大阪府生まれ。神戸大学卒業。93年「凶の剣士」で第2回ファンタジーロマン大賞佳作入選、短篇「落下する緑」で「鮎川哲也の本格推理」に入選しデビュー。2002年『銀河帝国の弘法も筆の誤り』で第33回星雲賞日本短編部門、09年「渋い夢」で第62回日本推理作家協会賞短編部門を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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タイ子
ぜんこう
小梅さん。
きょん
あきのぶ