出版社内容情報
新署長赴任の朝。署の正面玄関前で、刑事が狙撃された。
息も吐かせぬ展開と哀切のラストシーン。最高の長篇警察小説!
新署長赴任の朝、署の正面玄関前で衝撃的事件が起きた。刑事と、連行中の容疑者が雑居ビルから狙撃されたのだ。
目の前で事件に遭遇したK・S・P(警視庁歌舞伎町特別分署)の沖幹次郎刑事は射殺犯を追う。
銃撃戦の末、狙撃犯のひとりを仕留めるが、残るひとりは逃亡した。
だが、それは新宿に血腥い嵐が吹き荒れる序章にすぎなかった……
新宿を血で染めるチャイニーズマフィアと暴力団の抗争。
野性刑事・沖幹次郎が真相を求めて疾駆する! 長篇ハードアクション。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
GAKU
38
歌舞伎町の治安を守るために特別に設立された部署、K・S・P(警視庁歌舞伎町特別分署)シリーズ第1作。主人公は柔道の達人で餃子耳、スキンヘッドの強面刑事沖主任。署の正面玄関前で刑事と、連行中の容疑者が雑居ビルから狙撃されるという事件を皮切りに、歌舞伎町の新旧マフィア、ヤクザが入り乱れての抗争が勃発。新署長の命令や組織に従うことなく、独断で事件解明に奔走する沖が昭和の刑事っぽく良かったです。 2024/08/28
じじちょん
2
ハードボイルド警察小説。中国マフィアとヤクザの抗争に歌舞伎町をシマとする刑事が挑む。新しい署長が赴任して反りが合わずに捜査を外されるというお約束。言語堪能な秘書といい感じだった。バタバタして終わったな・・・。2024/03/30
万論
1
ハードボイルドって言うのかな。クセのある感がいい。最近のスマートな刑事物じゃなくて、「悪」っぽい感じが懐かしい。漢臭い。2023/05/13