出版社内容情報
あの男に極刑を――
元活動家の公安捜査官。
恋人の汚名を雪ぐためには手段を選ばない
唐沢龍二は、恋人の吉村久美子に誘われて大学の奇妙な会に入る。会の名は「グループ・アノニマス」。一見映画論を語っているようでいて、唐沢の理系の知識を利用して爆弾テロを目論む活動組織のようだった。1年後の1998年。東京都西神田のビルで自爆テロが発生した。死亡者でもある実行犯は久美子だという。真実を暴くため、公安捜査官となった唐沢だったが、アノニマスのスパイという風評や、危うい捜査はいくつもの敵をつくってしまい……。
内容説明
唐沢龍二は、恋人の吉村久美子に誘われて大学のサークルに入る。会の名は「グループ・アノニマス」。一見映画論を語っているようでいて、理系の知識を利用してテロを目論む活動組織のようだった。一年後の一九九八年。自爆テロが発生する。死亡した実行犯は久美子だという。彼女ははめられたのでは―。真実を暴くため、公安捜査官となった唐沢は、法律すれすれの捜査を開始する。
著者等紹介
笹本稜平[ササモトリョウヘイ]
1951年千葉県生まれ。立教大学社会学部社会学科卒業。出版社勤務を経て、海運分野を中心にフリーライターとして活躍。2001年、『時の渚』(文藝春秋)で第15回サントリーミステリー大賞と読者賞をダブル受賞。2004年には『太平洋の薔薇』で第6回大藪春彦賞を受賞。壮大なスケールの冒険・謀略小説、重厚で緻密な警察小説を構築し、多くのファンを抱える実力作家。2021年11月逝去(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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Rolf(ロルフ)
つる茶
kos_sori
とーさん
めだか