出版社内容情報
職務とはいえすでに2人を射殺した狙撃手。妻を殺され猟犬と化した刑事。ふたりはガラスの要塞に籠城する犯人を逮捕できるのか?命令で犯人を射殺した機動隊狙撃手の清水。銃弾に斃れたのは、尊敬していた教官だった。人を殺めた重圧によるPTSDに苦しむ清水を見た、かつての相棒・刑事の梶原は、次は撃たせてはならないと固く誓う。が、ふたりをあざ笑うかのように、人質籠城事件が発生。清水が呼ばれるが、思いもよらぬ鉄壁の要塞に警察は突破口を見出せず…。清水は撃てるのか? 梶原は撃つ前に逮捕できるのか?
松浪和夫[マツナミカズオ]
著・文・その他
内容説明
命令で犯人を射殺した機動隊狙撃手の清水。銃弾に斃れたのは、尊敬していた教官だった。人を殺めた重圧によるPTSDに苦しむ清水を見た、かつての相棒・刑事の梶原は、次は撃たせてはならないと固く誓う。が、ふたりをあざ笑うかのように、人質籠城事件が発生。清水が呼ばれるが、思いもよらぬ鉄壁の要塞に警察は突破口を見出せず…。清水は撃てるのか?梶原は撃つ前に逮捕できるのか?
著者等紹介
松浪和夫[マツナミカズオ]
1965年、福島県生まれ。福島大学経済学部卒業後、地元の銀行に勤務。89年退行後、文筆活動に入る。91年、『エノラゲイ撃墜指令』(新潮社)が日本推理サスペンス大賞佳作となる(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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mayumi
21
「魔弾」の続編。尊敬する上官を射殺し、PTSDになった清水。そんな時に起こったバスジャック事件。清水に出動要請がかかるが、清水の状態を知った梶原は彼は撃てるのかと訝しむ…というストーリー。今作、清水よりも梶原の突っ走った勘と感情的な行動に辟易した。犯人に感情移入しすぎだし、たとえどんな理由があろうとも、人質を取るという手段に出た彼女に私は全然共感できなかった。もっと清水の名狙撃手ぶりが読みたかったのに、梶原の感情にページが割かれていて、少々残念だった。2019/10/19
niko
10
続編。何が正しくてどこから間違っていたのか判断が揺らぐ。兄弟姉妹に優先順位を付ける母親は少なくないと感じている。この母親もそういう人だったのではないかと思わずにはいられなかった。弟だけではなく、姉が可哀想でならない。清水は本物の狙撃手だし、彼がメインの話を読んでみたい。何だかんだ、この作品の中で一番聡いのは瑞希だと思う。2022/07/07
ダシポン
6
★★★★☆刑事梶原、狙撃手清水コンビの第二弾。前作から数ヶ月後の二人のそれぞれの苦闘を描く。物語はトントン拍子に進んで小気味よく読めてしまう。実際、できすぎなストーリーではあるが、まあ楽しめるのでよしとしよう。土曜ワイドの原作にちょうど良さそうな気がする。映画なら清水の役は綾野剛かな・・・。ドラマなら梶原は船越英一郎?二人の共演は・・・無い!2019/03/10
あさえ
3
梶原&清水、バスジャック、真澄、佐久2019/01/13
pagrus55
1
★★★☆2024/04/10
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- 電子書籍
- クロノス日本版 - no.060