出版社内容情報
絵馬の人物が矢を放ち殺したような屍体、生世話物の講釈通りに殺された事件――八丁堀同心の夢裡庵が江戸の不可思議な事件に挑む
内容説明
絵馬の中の人物がまるで矢を放ったように見える殺しの現場の真相は―(びいどろの筆)。味競番付で上位になった店ばかり次々と強盗に襲われているが…(泥棒番付)。砂を金に変える秘術をおらんだ人から教わったという者が持ち込んできた話とは(砂子四千両)。空中楼夢裡庵こと八丁堀定町廻り同心の富士宇衛門が、江戸の風物詩をめぐる不可思議で魅惑的な事件と対峙する。
著者等紹介
泡坂妻夫[アワサカツマオ]
1933年、東京都生まれ。76年『DL2号機事件』が第1回幻影城新人賞佳作入選。78年『乱れからくり』で第31回日本推理作家協会賞、90年『蔭桔梗』で直木賞を受賞。奇術家としても高名で、石田天海賞を受賞している。2009年永眠(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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