出版社内容情報
殺人事件の被害者は、かつて愛した女だった。刑事田原稔が事件を追う。函館を舞台に描いた、傑作警察ノワール。辞令がなければ、函館に戻るつもりなどなかった。刑事田原稔は、正式な着任の前日、殺人事件発生の報を受ける。被害者は、かつて若い愛情をかわした女、水野恵美だった。田原の胸に「あの時」のことが蘇る……。この捜査に関わることは、二十年前に彼が故郷函館を捨てざるを得なかった、ある事情を追うことと同じこと。田原は黙々と捜査を続けていく……。北海道の港町を舞台に、かつて若かった者たちの激情が交錯する。馳星周が描く、傑作警察小説!
馳星周[ハセセイシュウ]
1965年北海道生まれ。96年『不夜城』でデビュー。同書で吉川英治文学新人賞を受賞。『鎮魂歌――不夜城?』で日本推理作家協会賞を受賞。『漂流街』で大藪春彦賞を受賞。『ダーク・ムーン』『生誕祭』『弥勒世』『煉獄の使徒』『沈黙の森』『ソウルメイト』『アンタッチャブル』など著書多数。
内容説明
辞令がなければ、函館に戻るつもりなどなかった。刑事田原稔は、函館西署着任の前日、殺人事件発生の報を受ける。被害者は、かつて愛情をかわした女、水野恵美だった。反故にされた約束。忘れたことはない。忘れられるはずがない。この事件に関わることは、二十年前に彼が故郷を捨てざるを得なかった、ある事情を追うのと同じこと。田原は黙々と捜査を続けていく。警察小説の傑作!
著者等紹介
馳星周[ハセセイシュウ]
1965年北海道生まれ。96年、『不夜城』でデビュー。同書で第18回吉川英治文学新人賞を受賞。『鎮魂歌―不夜城2』で第51回日本推理作家協会賞を受賞。『漂流街』で第1回大藪春彦賞を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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