出版社内容情報
若き禁裏付・東城鷹矢は公家衆の巧妙な罠にかかった。天下の主は朝廷か幕府か。京を舞台に二つの権が相まみえる。シリーズ第二弾
公家を監察する禁裏付として急遽、京に赴任した東城鷹矢。将軍家斉の父治済の大御所号勅許を得るため朝廷の弱みを探れ――。それが老中松平定信から課せられた密命だった。一方で今上帝は父典仁親王の太上天皇号を求める内意を幕府に示していた。定信の狙いを見破った二条治孝は鷹矢を取り込み、今上帝の意のままに幕府を操ろうとたくらむ。朝幕の狭間で立ちすくむ鷹矢。巧妙な罠が忍び寄る。
【著者紹介】
1959年大阪府生まれ。97年に「身代わり吉右衛門」で桃園書房主催第20回小説クラブ新人賞佳作、2010年に単行本『孤闘立花宗茂』(中央公論新社)で中山義秀文学賞を受賞。主なシリーズに「将軍家見聞役元八郎」「織江緋之介見参上」「お髷番承り候」(以上、徳間文庫)、「闕所物奉行裏帳合」(中公文庫)、「勘定吟味役異聞」「御広敷用人大奥記録」(以上、光文社文庫)、「奥右筆秘帳」「百万石の留守居役」(以上、講談社文庫)、「妾屋昼兵衛女帳面」「町奉行内与力奮闘記」(以上、幻冬舎時代小説文庫)、「表御番医師診療禄」(角川文庫)などがある。そのほかにも『峠道 鷹の見た風景』『傀儡に非ず』『(以上、徳間書店)、『鳳雛の夢』(光文社)など著書多数。
内容説明
公家を監察する禁裏付として急遽、京に赴任した東城鷹矢。将軍家斉の父治済の大御所号勅許を得るため朝廷の弱みを探れ―。それが老中松平定信から課せられた密命だった。一方で今上帝は父典仁親王の太上天皇号を求める内意を幕府に示していた。定信の狙いを見破った二条治孝は鷹矢を取り込み、今上帝の意のままに幕府を操ろうと企む。朝幕の狭間で立ちすくむ鷹矢。巧妙な罠が忍び寄る。
著者等紹介
上田秀人[ウエダヒデト]
1959年、大阪府生まれ。大阪歯科大学卒業。97年に「身代わり吉右衛門」で桃園書房主催第20回小説クラブ新人賞佳作、2010年に『孤闘 立花宗茂』で中山義秀文学賞を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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