内容説明
やくざの子分になった罰で花嫁修業を科せられるはめになったじゃじゃ馬鶴姫。ペペペペペンと下手くそな箏を爪弾くも、やる気がないから上達しない。町家が恋しくて仕方がないのだ。一方、鶴姫の友だちの芋侍の亀治郎は、偶然にも鶴姫に瓜二つなお鴇と出会う。悪評高き紙問屋の大旺屋の娘であった―。鶴と鴇の身分を入れ替える企ての始まり始まり…。
著者等紹介
沖田正午[オキダショウゴ]
1949年、現さいたま市生まれ。埼玉県立与野高校卒業。軽妙かつ諧謔ある筆致が高く評価されている気鋭の時代作家(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
はにこ
29
賭博を咎められたお鶴ちゃん。思い通りに遊べなくて可哀想と思っていたら町に出られることに。何だかんだ吉本はお鶴に優しいのお。町に出たお鶴は当然のように亀次郎に出会うし、トラブルにも巻き込まれる。そっくりなお鴇ちゃんともっと絡みがあったら面白かったかな。最終話も楽しみ。2021/09/18
Mumiu
23
鶴姫が町に出る→トラブルに巻き込まれる→謎解き→印籠が出る→亀治郎が腕をみせる→大団円の超安定王道ストーリー。今回はそっくりさん鴇ちゃんが出てのとりかへばや物語。とりかへばやなので鴇ちゃんの清水家での活躍を見たかったなあ。実は箏もお茶も鶴姫より完璧にこなすとかだったらそれはそれで面白かったんだけどね〜。2014/02/24
うずら
11
姫様シリーズ第8弾だべ。自分とそっくり瓜二つの町娘、お鴇ちゃんを助けることにしたお鶴ちゃん。お鶴ちゃんとお鴇ちゃんの入れ替え作戦に振り回される、酒井と海原は気の毒ですねえ(笑)お鴇ちゃんのお城生活とかも、読みたかったな。あっさりと終わってしまうから、それが物足りなく感じてしまう。さて、残すところ後1冊。最後は何を口実にお城から出るのでしょうか?ところで、だんだん亀治郎がかっこよく思えてきちゃってるよ。2014/03/08
ううち
6
決めゼリフきた〜!!(笑)お鴇ちゃんがお城でどうしてたのか気になるなぁ…2013/12/17
鈴木みかん
4
おもしろかった。でも、本当は最後もうちょっと時間(ページ)をかけて、いろいろ解決してほしかったな。いつも思うんだけど、すごくおもしろくて読むのやめたくない気分になるんだけど、簡単に終わっちゃって寂しんだ。 鴇ちゃんがお城でどんなことしているのかとかも知りたかったし。 鶴姫がもうちょっと活躍してもよいのではないかとか。あぁ次が楽しみ。2012/03/31
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