内容説明
企業に金を要求し、拒否する企業は記事で叩く“取り屋”―政・官・財、日本経済の中枢を担う男たちを手玉にとり、金のためには手段を選ばぬ経済誌主幹・杉野は「鬼のスギリョー」と称されていた。バブル崩壊後、より一層濃密になった癒着のなかで、それぞれの思惑が複雑に絡み合う。『濁流』に続き、日本社会の腐敗の実態を鋭く衝いた問題作。
著者等紹介
高杉良[タカスギリョウ]
1939年東京都生まれ(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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