内容説明
天下制覇の証となる伝説の至宝、倚天剣と屠龍刀。しかしそれらは、手にしたものを不幸にせずにはおかない呪われた刀剣だった。幼くして、果てしない魔刀の争奪戦に巻き込まれ、過酷な責め苦を負う少年・張無忌の数奇な運命。
著者等紹介
金庸[キンヨウ]
1924年、浙江省海寧県生まれ。1955年「書剣恩仇録」を発表。圧倒的支持を得、全十二部の長篇武侠小説を創作。中国、香港、台湾を始め中華世界に十二億人の読者を持つ超人気作家(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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緋莢
12
『射鵰英雄伝』、『神鵰剣侠』に続く「射鵰三部作」の最終作品。なのですが、前2作との関連性はかなり薄いです。この1巻の第二章までは『神鵰剣侠』の郭襄と、『神鵰剣侠』のラストにチラリと登場した少林寺の覚遠、張君宝が出てきますが、第三章では、そこから約100年近く時代が飛びます。張君宝は張三豊という名前になり、武当派の開祖にして太極拳の創始者として、武林で一目置かれる存在となっています。本作の主人公となる張無忌の登場も、400ページ超えてから(続く2018/12/02
不以
3
強キャラっぽい人でも安々と激昂するなあ。主人公が移って移って、四人目くらい?無駄に長い時間の話だ。北極に突入する馬鹿馬鹿しさに笑った。あれだけ非道だった金獅子も妖女も泣く子には勝てなかったというのが面白い。2012/08/22
けむり
2
てっきり郭襄ちゃんと張三宝のラブストーリーが始まってしまうのかと思いきや、あっという間に百年近く経ってしまうなんて……スターオーシャン3発売時の気持ちを思いだしてしまいました……。 黄蓉といい殷素素といい李莫愁といい、「ひたすら強くて目的のためなら非道な行為も辞さない美女が、異性に対しては意外とウブ」なパターンに対する強い萌えを感じる2016/10/15
720P
2
まさかの北極圏突入ワロタw しかし、あとがき。「優柔不断なマザコン青年」だの「良き指導者とはいえないが、良き友とすることはできる」だの、この一人息子くんエラい言われようでんな…。2011/04/02
かみかみ
2
評価:★★★ 418ページでようやく主人公が誕生。それまでのプロローグが長すぎる。最初の二章に郭襄が出てくるが、三章から時間が飛ばしすぎだなあ。2011/01/25