内容説明
佐賀のばあちゃんの家に預けられた昭広少年が、待ち遠しいのは夏休み。広島に帰って大好きなかあちゃんに会えるからだ。あのがばいばあちゃんの血をひく、すごいかあちゃんとは一体…!?世界中の「かあちゃん」に捧げる笑いと涙の感動作。
目次
かあちゃんの生い立ち
かあちゃんと、泣き虫昭広
かあちゃんのいない毎日
かあちゃんのいる夏休み
自転車と預金通帳
四十四坪・新築3LDK
夢が、消えた日
かあちゃん、大阪へ行く
かあちゃん、女実業家になる!?
かあちゃん、タレントになる
病院と大歓声
かあちゃんがくれたもの
著者等紹介
島田洋七[シマダヨウシチ]
1950年広島県生まれ。本名・徳永昭広。小学校・中学校時代を佐賀で過ごす。’75年、洋八と漫才コンビ「B&B」を組み、NHK漫才コンテスト最優秀新人賞受賞、1980年、漫才ブームをつくる。現在もTV、舞台等で活躍中(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
再び読書
19
がばいばあちゃんの子ががばくないはずがない。まったく予想通りの母ちゃんでした。ばあちゃんの話を読んだときは、もう少し気弱な病弱のイメージを勝手にしていましたが、なかなか、ユニークな母ちゃんでほっこりしました。昔の女性は何故ここまで献身的に出来るのか、感動を通り越して不思議な気がします。こんな親なら、虐待死など起こり様が無いのに。小さい頃に母ちゃんと離れて暮らしていたので母ちゃんに対しての思いが、うるうるときたりして、人前ではあまり読みたくない本です。たけし同様男は多かれ少なかれマザコンが正常と思う2013/03/07
扉のこちら側
13
初読。家族愛。「みんな誰かに嫌われているから大丈夫。愛する夫も、愛する妻も、誰かに嫌われているから、気にせず自然に生きていけ」2012/11/18
青
9
おかあちゃん大好き!ありがとう!それがぎっしり詰まってる。2013/06/04
文句有蔵
7
一時間もかからずに読めると思った通り、40分程で読んでしまった。軽い話ではない。全編「かあちゃんが好きかあちゃんが好きかあちゃんが好き」と書いてあって、子供というものはこれほどまでに母親を恋うるものなかのかと胸に迫るものがある。中の一節、子が親を安心させようと手紙に書いた言葉、「一生懸命働いていたら、信用も友だちも、すぐできます」は、料紙に書いて額装してみたいほど。私と母の親子関係を思うと、妬ましいほどの濃密でストレートな母親に対する慕情。珠玉。2013/08/12
nabeko
4
がばいばあちゃんシリーズかあちゃん編!昭広少年のかあちゃんとの思い出が幼少期から大人になるまで綴られています。中華料理の仲居がてら三味線と歌でお座敷にあがったり、かあちゃんもばあちゃん同様すごい!ばあちゃんもかあちゃんもこっそり昭広のためにお金を貯金していたって話にはほんと涙涙。それから息子自慢したくてわざと写真を落としてお客さんに拾ってしまう手法は、自慢したいものを褒めてもらえるまで机の上に乗せ続けた昭広少年にそっくりで笑いました!しかしテレビのコーナーまで持っていたとは(笑)2016/01/23