内容説明
三年前の婚礼の夜、霊に憑かれた上落合村の治郎左を救った菅原幻斎。その折気丈に振る舞っていた妻の伊与が亡くなったという。さらに四十九日が済んで間もないというのに後妻を迎えるらしい。表題作をはじめ、菅原道真の血を引く幻斎の怪異譚。
著者等紹介
喜安幸夫[キヤスユキオ]
昭和19年生まれ。兵庫県姫路市出身、埼玉県新座市在住。平成10年『台湾の歴史』で第7回日本文芸家クラブ大賞ノンフィクション賞受賞、平成13年『はだしの小源太』『身代わり忠義』等で第30回池内祥三文学奨励賞受賞。(財)新鷹会理事、日本文藝家協会会員、日本文芸家クラブ会員(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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