徳間文庫 わが愛の税務署―自選短篇集〈６〉ブラック・ユーモア現代篇

筒井 康隆【著】

徳間書店（2003/03発売）

• サイズ 文庫判／ページ数 375p／高さ 16cm
• 商品コード 9784198918590
• NDC分類 913.6
• Cコード C0193

内容説明

おれたちが安心して生活できるのは、国家が守ってくれているためだ。だから国家には、できるだけたくさん税金を恵んでやるべきだ。よく吠える番犬には肉をたくさん投げてやるのと同じにな…。倒錯した納税意識が痛快な表題作はじめ、二組の夫婦が奇妙な同棲生活を行う「融合家族」、北朝鮮軍の発射した核ミサイルにより時空が大混乱する「地獄図日本海因果」など、抱腹絶倒の傑作、全八篇収録。

著者等紹介

筒井康隆［ツツイヤスタカ］
１９３４年、大阪府生まれ
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

[Mr.deep]

これって昭和時代に仮託した現代小説ですよねってレベルで現代の諸問題をズバズバと切って落とす予言の書。パンデミックにエイズにNHKの腐敗に迷惑系YouTuberに中国での学習塾禁止に社会学者の堕落に・・・ってどんなバケモンだこの人。

2024/08/13

[wakamo]

融合家族が好みだった。全体的には、凝ったオチや展開は少なかったが、どんな場面も簡単に想像させる表現力はさすが。

2015/11/27

[Yossarian]

（行方不明）

[てつじ]

自作解題目当てに買ったこのシリーズ [筒井 そうそう、ドタバタにすりゃいいんですよ。簡単なもんです(笑)。] さすが筒井康隆

2014/06/21

[もJTB]

普金太郎、旗色不鮮明、わが愛の税務署。が好み。

2013/06/24