徳間文庫<br> 追いつめる

徳間文庫
追いつめる

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  • サイズ 文庫判/ページ数 411p/高さ 16cm
  • 商品コード 9784198912888
  • NDC分類 913.6
  • Cコード C0193

内容説明

神戸を拠点とし、日本全国に傘下の組をもつ巨大広域暴力団・浜内組。兵庫県警の部長刑事志田司郎は、浜内組潰滅を図る県警本部長の特命を受けていた。折りしも義父で海運会社の重役を務める来水信介と浜内組とのトラブルを機に、組幹部を追跡するが、同僚の刑事を誤射してしまったのだ!職を辞し、妻子とも別れて孤狼と化した志田は、巨大組織を執拗に追いつめてゆく…。直木賞を受賞した不朽の名作。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

きのこ

18
第57回直木賞。さすがハードボイルドの草分け、面白かった。しかしこんなジャンルの作品が賞を取るんだね。2017/01/25

練りようかん

12
直木賞きっかけ。同僚を誤射し警察を辞職。入院中の同僚の姿は心に影が差す悲惨さ。暴力団とのトラブル処理に立ち会わせる義父、その組織の壊滅に並々ならぬ熱意を見せる本部長と、男による男たちの物語感がビンビンきた。事件のはじまりが描かれると、警察と持ちつ持たれつの関係や、海運業界で企業の顔をした暴力団の台頭が60年代の時代背景から構図はわかりやすいのだが、同僚の行動はわからなさがイヤな予感を抱かせる。進むほどハードボイルドの印象が濃くなるテンポの良さでラストまで。ヒーロー小説の第一人者の作品が読めて勉強になった。2024/08/18

Hula

1
★★★★☆ 直木賞(第57回 昭和42年)2015/05/23

はげ太郎

1
初生島治郎、直木賞作品。 若き日の大沢在昌少年がファンレターを送ったのが頷ける。 スピード感溢れる話、無駄のない文体、主人公志田の人物像。ハードボイルド作品に必須な魅力満載。2014/07/02

酔いどれ課長

0
旅行のお供に電車内で読んだ。善と悪が割り切れない感じが良かった。それぞれがそれぞれの立場で生きているっていうのかな。少し文体とかは古いかなとも思いましたが、ヤクザのセリフとか。日本のハードボイルドは原リョウが好きなんですが、源流を見たような気がしました。他の志田シリーズも読んでみようと思いました。

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