出版社内容情報
【内容】
知能も低くない,運動能力もある,家では問題がない,なのにともだちとうまく遊べない,クラスにとけこめない--そんな子をどう援助していくかを考えます。
【目次】
序章 気になる子って何?-こういう子がいるんです
1 簡単なやりとりが出来ない-頭の中に自分の世界をつくっているよう
2 やりとりは一応できるけれど何だかまわりとちぐはぐ
3 やりとりの方法や態度が奇妙
4 行動、ことば、認知面がずれる-どれが本当の姿なの?
5 問題は何なのか-わたしたちの見方
第1部 さまざまな気になる子どもたち
1 はたらきかけようとすると逃げてしまう子
1 「ワカンネエ」「ヤダ」と言ってはたらきかけから逃げる
2 子どもの話を引き出そうとするやりとりと子どもと話を楽しむやりとり
3 いろいろなやりとりを体験する
2 場面や相手におかまいなしに話しかける子
1 場面や相手におかまいなしのやりとりや変わったしかたのやりとり
2 やりとりを支える気持ち
3 どうしたら楽しくやりとりできるようになるか
3 いろいろなことがよくできるのに何かというと
「だめ!」「来るな!」を連発する子
1 「だめ!」「来るな!」という拒絶的・攻撃的なやりとり
2 拒絶的な行動のもとにあるやりとりの力の弱さ
3 やりとりの力を育てる
4 周囲をしらけさせてしまう子
1 どんな時、周囲は二人に戸惑ったのか
2 周囲の期待を裏切る二人、二人の期待を裏切る周囲
3 意識的にやりとりに組み込んでいく
5 みんなと一緒に先生の話を聞けない子
1 内容的には正しい発話なのに、注意をうける年長児
2 先生の話を聞くという場面でのやりとりの特徴
3 課題に合わせて、柔軟に集団の大きさを変えてみる
第2部 気になる子から見えてくるもの
1 やりとりへの注目
1 やりとりに注目する理由
2 なぜやりとりした気にならないのか
3 保育者は何ができるのか
2 やりとりとは何か
1 伝達としてのやりとり
2 やりとり自体が目的のやりとり
3 気になる子のやりとりの問題と特徴
3 やりとりを育てる保育
1 気になることを整理し、問題を明確にする
2 やりとりを育てる保育の観点
3 園と家庭との違いをどう考えるか-家庭とのよりよい連携のために
内容説明
知能も低くない、運動能力もある、家では問題がない、なのにともだちとうまく遊べない、クラスにとけこめない、そんな子がどの園にも一人や二人はいるものです。そんな子をどう援助していくか考えます。
目次
序章 気になる子って何?―こういう子がいるんです
第1部 さまざまな気になる子どもたち(はたらきかけようとすると逃げてしまう子;場面や相手におかまいなしに話しかける子;いろいろなことがよくできるのに何かというと「だめ!」「来るな!」を連発する子;周囲をしらけさせてしまう子;みんなと一緒に先生の話を聞けない子)
第2部 気になる子から見えてくるもの(やりとりへの注目;やりとりとは何か;やりとりを育てる保育)