出版社内容情報
コミュニティワークとは、地域での生活を維持するさまざまな営みである。本書は被差別部落とアジアの低所得者コミュニティでの豊富な事例を中心にまちづくりにコミュニティワークをどう活用するかを考える。
第Ⅰ部 総論
第1章 コミュニティワークを活用したまちづくり 内田雄造
第2章 まちづくりとコミュニティ・ビジネス 須永和久
第Ⅱ部 コミュニティワークのフィールド報告
第1章 団地再生におけるまちづくり発信型コミュニティワークの実践 寺川政司
第2章 西成地域のまちづくりの取り組み 川井友二
第3章 「陸の孤島」からの街づくり-大阪・浅香すとーりー- 山本義彦
第4章 高知市朝倉地区における高齢者自立支援の試み-部落解放運動の集大成としての「やさしい里」の活動- 大谷英人
第Ⅲ部
第1章 韓国におけるまちづくりとコミュニティワーク 全泓奎
第2章 アジアにおける貧困層のあゆみとコミュニティ・ビジネス 下川雅嗣
目次
第1部 総論(コミュニティワークを活用したまちづくり;まちづくりとコミュニティ・ビジネス)
第2部 コミュニティワークのフィールド報告(団地再生におけるまちづくり発信型コミュニティワークの実践;西成地域のまちづくりの取り組み;「陸の孤島」からの街づくり―大阪・浅香すとーりー ほか)
第3部 アジアの視座から(韓国におけるまちづくりとコミュニティワーク;アジアにおける貧困層のあゆみとコミュニティ・ビジネス)
著者等紹介
内田雄造[ウチダユウゾウ]
東洋大学工学部教授・工学博士、自治労自治研まちづくり部会助言者、東日本部落解放研究所理事長、川越市都市計画審議会会長他。専攻は、まちづくり、都市計画、住宅計画。主な著作、業績は次のとおり。『同和地区のまちづくり論』明石書店、1993年、日本都市計画学会論文賞受賞。「北九州北方地区環境整備計画・事業」1993年、日本建築学会業績賞共同受賞。「アジア地域におけるまちづくりに関する研究」1997年、国際東アジア研究所目下、同和地区のまちづくり、川越市や巣鴨地蔵通りの中心市街地活性化、中越地震被災地・山古志村の復興計画に関わっている(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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