内容説明
イタリアのバイオリン職人ニコロ・ブソッティによって命を与えられ、四世紀にわたりオーストリア、イギリス、中国、カナダと五つの国を旅した伝説の“レッド・バイオリン”。官能的で悲愴なまでに美しいその音色は、多くの人を魅了し幸福の絶頂へと導くとともに、いつしか破滅へと誘ってきた…。永遠を司るがごとき悪魔的な力の源は?明かされる衝撃の事実とは?一本のバイオリンが綴る愛と運命の物語。日本版オリジナル・ノベライゼーション。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
紫羊
15
伝説の名器レッドバイオリンと、それに関わった時代も国も異なる人々の数奇な運命を描いた映画は見応えのある傑作です。ノベライズされた本著を読んでいると、映画の印象的なシーンの数々が鮮やかに蘇ります。2023/04/29
こなたん
0
初版(1999年!)で購入していたのにずっと積ん読してしまっていてようやく読んだ。もっと早く読んでいればよかった。映画で表現されていない設定は小説で、小説で補えないイメージは映画で、って感じなので映画と合わせて読むのと世界観をより堪能できると思いました。2014/02/21