内容説明
ポルトワイン、コニャック、紹興酒…世界中には酒にゆかりのある地名が数多く存在する。ならばこれらの町を汽車で訪ね、地酒を飲み比べてみよう―数々の乗り継ぎ汽車旅を楽しんできた著者が思い立った、汽車好き、酒好きにとって究極の旅、乗り継ぎならぬ「飲み継ぎ」旅行。パートナーのライオンと、ひたすら飲み、食べ、酔いしれながら汽車に揺られた1万7000キロ。軽妙な文章と写真で綴る大紀行。
目次
第1章 イベリア半島のワインとシェリー(紹興、コニャックの地名に魅かれて;夜を忘れた土曜日のポルト ほか)
第2章 ヨーロッパはコニャックにビール(フランスの新幹線TGVとローカル線;飲みすぎながらもコニャックに挑戦 ほか)
第3章 ロシア・CIS圏をウォッカとともに(モスクワゆき一等寝台を米ドルで;インフレのポーランドからベラルーシへ ほか)
第4章 白酒・黄酒の中国から清酒の日本へ(すらりとした美人の中国総ガイド;楼蘭のミイラと天山山脈の雪溶け滝 ほか)
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
churu
1
ユーラシア大陸をひたすら飲んだくれながら鉄道で旅するという馬鹿馬鹿しくも羨ましい旅。同時に読者としては期待と不安が相半ば。かつては宮脇俊三と人気を二分する存在だった種村直樹だが、旅行記に関しては仲間同士の独自ルールで盛り上がる内輪ネタに時々ついて行けなくなってしまうのだ。しかしかつての列車追跡シリーズなど、種村氏の担当するルポは図抜けて面白かった。この人はやはり根っからの新聞記者なのだ。この本は海外のせいか自由でのびのびとした空気感が横溢した良作。成田に着いて即酒々井の酒蔵で飲んだくれてるのがまた良い。
みつえもん
1
お酒強くて羨ましい 強ければ試してみたい2020/11/21
のげぞう
1
ポルトガルからユーラシア大陸を鉄道で乗り継いで中国の上海まで乗り継いで飲み続けた話。2016/12/21
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