文春文庫
病の神様―横尾忠則の超・病気克服術

  • ただいまウェブストアではご注文を受け付けておりません。
  • サイズ 文庫判/ページ数 249p/高さ 15cm
  • 商品コード 9784167297077
  • NDC分類 914.6
  • Cコード C0195

出版社内容情報

こんなに楽しい病気の本があっただろうか?  喘息、顔面神経麻痺、膝痛・・・・・・数々の病を患い奇跡的に克服してきた体験を綴った横尾流病気克服術。「やまい」は「芸術」に通じる!?

内容説明

病院に行くと生き生きするという著者が、これまで患ってきた数々の病気とのつき合い方・克服法を一挙公開。動脈血栓で立つこともできなかった足が三島由紀夫の自決を知った途端に治った話、たった八分の温泉入浴で帯状疱疹が消えた話など、独自の死生観とユーモアをまじえてつづったかつてない病気エッセイ。

目次

「日替わり病気」病
天使のいる病院
日常と非日常、あるいは生と死
十年に一度の事故
不運の事故が、仕事の道を開いてくれた
休業宣言の先にある未来
無事帰還、喜ぶべきか
思いがけない手術
歩行訓練が招いた片足切断の危機
三島さんの死が起こした奇蹟〔ほか〕

著者等紹介

横尾忠則[ヨコオタダノリ]
美術家。1936年、兵庫県生まれ。72年にニューヨーク近代美術館で個展。その後もパリ、ヴェネチアほか各地のビエンナーレに出品するなど世界的に活躍する。2006年にはパリのカルティエ現代美術財団で個展を開催。95年に毎日芸術賞、2000年にニューヨークADC殿堂入り、01年に紫綬褒章、06年に日本文化デザイン大賞など受賞多数。08年に世田谷美術館、兵庫県立美術館、フリードマン・ベンダ(ニューヨーク)にて個展を開催。同年、『ぶるうらんど』で第36回泉鏡花文学賞を受賞。09年には金沢21世紀美術館で個展を開催する(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

メタボン

30
☆☆☆☆ 一病息災、何かかにか体の不調とつきあっていかなければならないのは確か。病気になるのが当たり前と思って、前向きに過ごしていきたいものだ。それにしても横尾氏は病気のオンパレード。でも全く悲壮感はない。楽しく読んだ。2021/08/20

ガンジス川沐浴子

6
怪我や病に関するエピソードに絞ったエッセイ。すぐ入院する!(笑)1番良かった言葉は、横尾氏が禅をした時のお坊さんの言葉は「事実を事実として見なさい。人間はそれがなかなかできず、あれこれ理屈をつけて別で物を見る。」です。あと、解説の南木佳士(医者で作家)の「感触の人にとって 大事なのは相手(医師とか治療してくれる人)が信頼できるか否かを見極める触覚を磨くことであり…」という一節が なるほどな、と思った。気になったアイテム…健康サンダル2016/10/05

Para

4
色々と持病を持っているので興味本位で読んでみた。不思議なエピソードがいっぱいだったが、心身一如、病は気から、上手に付き合いたいなあと思った。大病を自分を振り返るきっかけにしているところは見習いたい。あとすごく淡々とした文章で好みだった。2013/06/22

まきまき

4
最近、帯状疱疹(現代病らしい)になったところが疼きます。温泉がいいと書いてあったから、私も行ってみようかな。2013/05/09

tekesuta

4
44章に書いてある「ある年齢に達すると、頭より体の方が主導権を握り始める。」というのには同感。重症に見えたものがお札さすったら治ったとか甘いもの食べたら治ったとかいう話がよくあるのを読んで、医者が診断するものがすべて当たってるとは限らないものだなあと思った。残念なことに自分にはそういう経験がないので、信じがたい部分もあるんだけど、身体的に感受性が高いと、もしかして何気ないストレスに過敏に反応することもあり、それだけにそんなことで治るの?というようなことで治ることがあるのかもしれないのかな。 2013/01/11

外部のウェブサイトに移動します

よろしければ下記URLをクリックしてください。

https://bookmeter.com/books/489100
  • ご注意事項