内容説明
旧軽井沢の別荘で、資産家・西城豊士教授夫妻が死体となって発見された。場所は自宅敷地内の地下貯蔵庫。鉄扉を内側から南京錠で固定した六畳ほどの室内、夫妻は折り重なるように倒れていた。嘔吐物が散らばり一目で毒死と分かる。完全なる密室。遺書はなく、床には「ＷＳ」の文字が。心中か、あるいは殺人か。別荘で一夜を明かしたパーティ招待客は十三人。だが殺害動機も決め手がない…。本格推理の傑作。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
いちはじめ
0
「有栖川有栖の密室大図鑑」で紹介されてた未読本を読んでみた。笹沢左保にしては珍しく（？）、こてこての本格ミステリ。密室、ダイイング・メッセージと盛りだくさん。木枯し紋次郎くらいしか読んだことなかったので、意外だった2003/02/04
