内容説明
三洋証券の会社更生法申請、山一証券の崩壊、そして北海道拓殖銀行の倒産、いままた徳陽シティ銀行がつぶれた。一気に出来した感のある金融ビッグバンだが、これは護送船団方式に甘んじていた金融機関とともに、大蔵行政の破綻を意味している。本書は乱脈経営がたたって大量の不良債権をかかえた徳陽シティ銀行を舞台(モデル)に大蔵省OBをつかった合併工作の実態、典型的な銀行と行政の癒着を、緻密な取材で暴く。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
さんつきくん
4
昔、宮城県内にあった德陽シティ銀行の破綻を基にしたノンフィクションノベル。創業者一族のワンマン経営で傾きかけ、バブル期に杜撰な融資を繰り返し、当時の大蔵省や日銀からのてこ入れも功をそうせず。瀕死状態だった德陽シティ銀行・大谷頭取が模索したのは山形県の殖産銀行と岩手県の北日本銀行3行との県を跨いだ広域合併だった。大蔵省や日銀をも動かしたこの合併案は不良債権1,000億超えとされた德陽銀行を救済する意味合いが明らかだった。3行合併案が浮上したきっかけ。合併機運の高まり。北日本銀行行員の合併反対運動等が描かれて2023/01/13
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