内容説明
1942年4月18日、ドゥーリトル中佐率いる陸軍爆撃機B25の16機は、東京を中心に日本本土に爆撃を行い、成功をおさめた。軍事的には物理的損害を与えることはできなかったが、心理的影響は戦局に重大な作用を起こしたのである。すなわち、連合国側の士気を大いに高めたのだった。本書は、日本初空襲に関する多彩な資料の提示だけでなく、ドゥーリトルの生涯の逸話をも集めた長篇戦争ドキュメントである。
目次
第1章 アメリカの復讐
第2章 出撃
第3章 攻撃開始
第4章 東京上空30秒
第5章 回想
第6章 戦局への影響
第7章 その後の展開
第8章 ドゥーリトルという男