内容説明
架空の世田谷区議の名刺を持った男の毒殺体が上野公園で発見された。翌日、多摩川で見つかった女の絞殺体からも架空の名刺が現われ、同じ印刷屋で作られたことが判明した。十津川警部は女に東北訛りがあったとの情報を得、地方紙に似顔絵を出したところ、松島の小笠原ゆきから、自分の叔母ではないかとの問い合わせがあった。十津川と亀井は現地に向かう。が、ゆきは姿を消していたのだ。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
あつひめ
25
行ったことがある場所が出てくるとその時の風景を思い出す。仙台に住み始めたころ列車のドアが開かずぼーっとしていたらボタンを押すようになっていた。そんなこともカメさんの言葉で思い出した。政治家を志す人は自分中心に世の中は動くように思ってしまうのだろうかという結末。ガチャっと手錠をかけてほしい終わり方だった。2024/03/01
エヌ氏の部屋でノックの音が・・・
7
「勝手に列車祭」第221弾。。。文庫コレクション440冊目。。。1997年 7月15日 初版。。。男の遺体が発見されるところから始まる。政治がらみの話でありパタパタと人が死んでいく。ものすごい悪い奴である。。。このごろはルート系の作品が多く時刻表トリックが少ない。2019/03/17
千木良
1
巻末の著書リストによれば1997年6月30日現在250冊で、今作は221作目。
ナガサワ
1
松島と仙台を行き来しながらの事件と捜査。それなりの観光名所が散りばめられ、トラベルミステリーらしいストーリーが進む。悪者がおエラいさんというストーリーも王道。が、最後は何なの?あああー!持って行き方とか言い訳とか、あああー!消化不良ー!!2011/12/18
サスペンスハンター
0
⭐⭐⭐2013/05/15