この銃弾を忘れない

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  • サイズ 46判/ページ数 224p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784198659424
  • NDC分類 K963
  • Cコード C8097

出版社内容情報

大人たちの戦争のさなかに
少年は困難な旅に出る…

一九三八年スペイン。
二年前に内戦が始まった後、
炭鉱で働いていたミゲルの父さんは
「民主主義を守る戦い」に
身を投じて、行方が
わからなくなっていた。

十三歳になったミゲルは、
母さんとおばあちゃん、
幼い五人の弟妹たちを支えるため、
進学をあきらめて、
牛の世話をして働いていた。
そんなある日、炭鉱で父さんと
いっしょに働いていた男が
村に戻ってきて、
父さんが二百キロ近く離れた町の
収容所に入れられているのを見た、
と告げる。

すると母さんはミゲルに、
「父さんのところへ
食べ物を持っていって。そして、
ここへ連れて帰ってきてちょうだい」
と言い出す。
そんなことできっこない、と思いながらも、
母さんや弟たちの勢いに押され、
ミゲルは忠実な犬だけを連れて、
一人、旅に出ることになった。
だがオオカミのいる森、
敵か味方かわからない放浪の兵士など、
道中は危険でいっぱいで…?

内戦時代に実際にあった
出来事をもとに、
スペインの実力派作家が描く、
家族の絆と、少年の
困難な旅と成長の物語。

内容説明

一九三八年スペイン。二年前に内戦が始まったとき、炭鉱で働いていたミゲルの父さんは「民主主義を守る戦い」に身を投じ、それきり行方がわからなくなっていた。十三歳になったミゲルは、母さんとおばあちゃん、幼い五人の弟妹たちを支えるため、進学をあきらめて、牛の世話をして働いていた。そんなある日、炭鉱で父さんといっしょに働いていた男が村に戻ってきて、父さんが二百キロ近く離れた町の収容所に入れられているのを見た、と告げる。すると母さんはミゲルに、「父さんのところへ食べ物を持っていって。連れて帰ってきてちょうだい」と言いだす。そんなこと無理だ、と思いながらも、母さんや弟たちの勢いに押され、ミゲルは忠実な犬のグレタだけを連れて、旅に出ることになった。オオカミのいる森、敵か味方かわからない兵士などのさまざまな危険、助けてくれる親切な人や忘れがたい少女との出会いなどを経て、ミゲルがたどりついたのは…?内戦時代に実際にあった出来事をもとに、スペインの実力派作家が描く、家族の絆と、少年の困難な旅と成長の物語。10代~。

著者等紹介

カランサ,マイテ[カランサ,マイテ] [Carranza,Maite]
スペインのバルセロナ出身の児童文学作家、脚本家。大学で人類学を学んだのち、中学校の国語教師を経て、1986年に児童文学作家としてデビュー。カタルーニャ語とスペイン語で多数の著作がある。2011年に『毒された言葉(未訳)』で、スペインで最も権威ある児童文学賞である国民児童文学賞を、2014年に児童文学作家としての全業績に与えられるセルバンテス・チコ賞を受賞のほか、受賞多数。三部作『魔女の戦い(未訳)』は三十か国語に翻訳されている。本書は、2018年にセラ・ドール批評家賞を受賞したほか、同年、ナバラ州主催の「読書の震源地」賞、2019年にIBBYカタルーニャ支部主催の「若き主人公」賞(13歳・14歳部門)という、読者の投票で決まる二つの賞に選ばれた

宇野和美[ウノカズミ]
東京外国語大学外国語学部スペイン語学科卒。出版社に勤務後、スペインに留学。バルセロナ自治大学大学院言語文学教育学修士課程修了。スペイン文学翻訳の第一人者。『ハリケーンの季節』(早川書房)で日本翻訳家協会翻訳特別賞を受賞。日本国際児童図書評議会(JBBY)会長(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

Olga

6
スペイン内戦がどのような結末を迎えたのか知っているので、悲観的な展開になることは覚悟していたが、予想以上につらかった。これは過去の物語ではなく、いま世界のどこかにいる誰かの物語でもあると思う。2025/01/22

shoko.m

4
内戦下のスペイン、13歳のミゲルは母と祖母ときょうだい達と暮らしていた。牛の世話をして家にもどる時、内戦に抵抗し家を出たきり行方不明だった父を、家から遠くはなれた収容所で見たという男と出会う。話を聞いた母親は、父さんに食べものを持っていき、そしてできたら連れて帰ってきてほしいとミゲルに頼む。表紙とタイトルから戦争の匂いを強く感じてしまうけれど、訳者の宇野さんの言う通りこれは少年の成長物語だ。子どもだったミゲルがこの旅でさまざまな苦境に立たされ、それでも家族のために進んでいく様が胸を打つ。ぜひ読んでほしい。2025/03/16

ホリー

2
スペイン内戦の時代。共和国のために戦う父を探しに出た少年ミゲルの、過酷でありながら人情にも触れる旅。健気な犬のグレタがいつもミゲルのそばにいるので読者も安心して読み進められる。スペインで大切にされているもの…アコーディオン、音楽の力、強い男、家を守る女、家族の絆、仲間。曲名がたくさん出てくるので聴いてみたくなる。 民主主義を守ろうとする共和国側と、軍が牛耳る反乱軍側により1936年7月に内戦が始まり、1937年4月に反乱軍が勝利、フランコ総統による独裁の時代が1975年まで続いた。2025/02/15

かはほり

1
1930年代のスペイン内乱のころの物語。『屋根の上のソフィー』は母親を探す話だったが、こちらは捕虜になった父親を捜し連れ帰る話。中盤であっけなく父親を見つけることができるが、そのあとも艱難辛苦の展開がものすごかった。多くの人が亡くなりもっとも大切なものを失った結末はただただ涙。100年近く前の話なのに字が書けない人が多く、自分の安否を家族に手紙で伝えられなかったという描写に驚かされた。主人公が心身ともに成長していくので、YAへおすすめの本。あともう少し詳しい地図が欲しかったな。2025/04/01

anxi

0
仕事2025/04/21

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