映画極道 五社英雄

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  • サイズ B6判/ページ数 286p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784198647797
  • NDC分類 778.21
  • Cコード C0074

出版社内容情報

実娘が語る鬼才・五社英雄の愛と哀しみ。鬼才はなぜ自分の背に鬼を彫り込んだのか。映画界の風雲児の生涯に実娘の視線から迫る。

目次

第1章 家庭崩壊を招いた三つの災難
第2章 型破りだったフジテレビでのサラリーマン時代
第3章 夏目雅子を擁して再起を期した『鬼龍院花子の生涯』
第4章 背中にあった羅生門の彫り物
第5章 俺は観客に向かって映画をつくる
第6章 人生はいいべべ、いい女、おいしいもので本望
第7章 生涯現役の壮絶な闘病生活
第8章 遺言を守った父の葬儀

著者等紹介

五社巴[ゴシャトモエ]
1958年、映画監督・五社英雄の長女として東京で生まれる。早稲田大学卒業後、フリーライターを経て、「週刊現代」(講談社)の契約記者に。その後、単行本や写真集の制作に携わる。2008年より五社プロダクション・代表取締役社長。現在は、元警視庁捜査一課の刑事を中心としたスタッフとともに、映画やテレビドラマの台本考証、現場指導などを行う「警察監修」の分野で活躍中(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

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d3

27
映画監督五社英雄。80年代に大作を量産した巨匠でありつつ、全身に彫り物をいれ銃刀法違反で逮捕された、とにかく破天荒な人物像が先行するが、娘の視点から綴られた本書を読むとイメージとは違ったものだ。 五社英雄はフジテレビ出身で日本初のTVディレクターからの映画監督だとされている。当時の映画界はTVを下に見ており、気苦労は耐えなかったことが伺い知れる。 「やりたいことを実現させるには相手の足の裏も舐める覚悟がいる」 巨匠の椅子は用意されたものではなかったのだ。 熱意を形に変えていく父親の姿が収められている。2025/03/06

浅西マサ

3
「さよならだけが人生さ」を加筆しているので、前作を読んで気になっていた、借金を残して失踪した五社英雄夫人のその後と、監督と再婚した著者の義母にあたる女性のその後も描かれていて、何だかホッとした。前作が刊行されてから、世の中で五社英雄を再考する動きが起こり、その立役者である友近さんと春日太一さんと、その後テレビ制作会社で警察関係の監修をするようになった巴さんの五社三巨頭が揃いぶみしたファンとしては豪華な一冊です。2019/05/17

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