出版社内容情報
女性の社会進出に比例して急増中の女性専用風俗。寂しさかストレスか。心と体に開いた穴を埋めたい心理と、経営実態を追うルポ。「女性専用風俗」が活況を呈している。業態は性感マッサージ、レズ等が主流だ。その背景には、女性の社会進出によるストレス増、未婚女性増、欲望が収まらぬままの高齢化、草食男性増、店自体の健全化、快楽にお金を使うことへのハードルの低下等が挙げられる。女性専用風俗に通う様々な年齢層の女性客、経営者、女性への施術師らへの取材から見えてきた社会の一大変化とは？ 女性客へのリアルな同行ルポも収録。衝撃の現代ノンフィクション。
ハラ・ショー［ハラショー］
著・文・その他
内容説明
女性専用風俗の浸透、定着は、社会に何をもたらすのか。そして、女性たちはそこに何を求めているのか。成長を続ける店舗の経営者、ユーザーである様々な立場の女性たち、さらには店舗で女性に接客する男性スタッフたちに実態を取材した。
目次
序文 女性たちの率先した性欲の発露
第１章 害のない男を見つけたい
第２章 男性セラピストが見せる奇跡
第３章 女性が求める施術師の基準
第４章 心を満足させる現場へ
第５章 「そうなった場合」に備える女性
第６章 女性専用風俗で成功する条件
第７章 ヘビーユーザーになる女性たち
第８章 実況・カップルコース性感
著者等紹介
ハラ・ショー［ハラショー］
ルポライター。別名での著書多数（本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです）
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感想・レビュー
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ゆみきーにゃ
73
都会はすごい！需要が増えてるようだけど、それだけ癒されたい。心が寂しいって思う女性が増えているってこと。日本は豊かな国って言うし自分もそう思ってきたけども、豊かってなんだろう？？2021/11/29
kenitirokikuti
10
もちろん、昔から女性向け性感マッサージや出張ホストは存在したが、チェーン店が出現したのは、ここ5年の出来事（スマフォの普及も大きく関与するようだ）▲「男性向け」とはいろいろ異なる点がある。「射精産業」ではないこと。「女性向けソープ」は成り立たないこと（回転率を上げにくい」。「抜き」目的なので、ホストクラブ的要素は噛み合わない。お客は女性の就労者が多く、風俗系、医療系、保育系など「する」方がストレス発散に来る。変わり種はレズビアンカップルで、女のイかせ方について学習？しにくるそうな。2019/07/14
Katsuto Yoshinaga
6
高額バイトとして出張ホスト（デリボーイ？）話は、私が大学生だった？十年前から都市伝説のように語られ、最近は裏路地のいかがわしいポスター（内実は登録料詐欺のようだが…）でもちょいちょい見かける。個人的には「有りそうで無いもの？」かなと考えていたが、この読メで見かけて飛びついた。「風俗に通うため風俗嬢になる」「値切る」「本番欲求」etc.は男性の感覚や男性目線あるいは私の想像の埒外で驚かされるとともに、興味深い。経営側も文章能力が高い人を採用するといったマーケティングを行っている点も面白い。（コメに続く）2019/12/10
n75
5
ぼんやりとこういうコンテンツがあるだろうことは察していたがここまで公に書いたものは初めて目にした。確かに存在して悪いはずないし需要が増しているのは感じるので実体がかなり詳しく書かれていて非常に面白かった。グレーゾーンでありながらも、消費者が女性ということでかなりデリケートに危機管理をしているところが多いようで好印象だった。あとは倫理観の問題になってくるだろうけど、おそらく一度利用してしまえば倫理観を問うこと自体的外れに感じるかもしれないが、利用する側、しない側は相容れないジャンルだろうなと思う。2019/05/27
古本虫がさまよう
4
夫の浮気を知って頭にきて、男を買う女性も登場。自宅まで来てくれたり、ラブホで会ったり…。あくまでも性感を刺激するかのようなマッサージをしてもらって……。本番はダメ…という建前だが……。そんな女性向け風俗店に通うさまざまな「普通の女性」(女子大生やら古稀を過ぎた75歳の母親を癒そうとする娘やら……)の体験談やら、経営者やらを取材してまとめた一冊。癒す側の男性も登場。元アダルト男優もいたり…。お金をもらえて女性にフフフなことができるということで応募してくる男性は多いようだが…。2019/06/10
