出版社内容情報
不思議な魔法の力をもつねこ、カティンカのゆかいなお話おばあさんは、カティンカという名前のごくふつうのねこを飼っていました。ある晩、おばあさんが窓の外を見ると、しっぽをキラキラ光らせたカティンカが、森へ走っていくではありませんか。急いで追いかけていくと、森の広場には、カティンカを囲んで動物たちが集まっています。カティンカが光るしっぽをふると、動物たちもおばあさんもみんな宙に浮かんで空を飛び、やがて月までいって…! 英国の人気絵本作家カーによる、94歳の最新作!
ジュディス・カー[ジュディスカー]
著・文・その他
こだまともこ[コダマトモコ]
翻訳
内容説明
ねこのカティンカは、とってもかわいいふつうのねこ。でも、しっぽがちょっとかわっています。どんなふうにかわっているかというと…?英国で人気の絵本作家ジュディス・カーによる、ゆかいな絵本です。3さい~
著者等紹介
カー,ジュディス[カー,ジュディス] [Kerr,Judith]
1923年ドイツに生まれる。ナチスの迫害をのがれ、スイス、フランスに移住したのち、1936年イギリスへ渡る。ロンドンの美術工芸学校に学ぶ。絵本多数
こだまともこ[コダマトモコ]
小玉知子。東京生まれ。早稲田大学文学部卒業。児童書の創作、翻訳多数(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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ぶち
96
ある夜、おばあさんが目をさますと、飼い猫のカティンカが外へ出て森へ向かっていきます。しっぽがいつもと違うようだけど、どうしたのかしら?カティンカを追いかける他の動物たちといっしょに、おばあさんもみんなを追いかけて真っ暗な森に......。 淡い紫やブルーが美しい絵本。カティンカのしっぽが変化した森のシーンでは、その特徴的な色彩がいっそう魅力を増します。金の輝きがちりばめられた絵の美しいこと。月の光の下で楽しそうな、おばあさんとカティンカ、そして動物たち。ユーモアの中に猫への深い愛があるお話しです。2020/07/11
くぅ
30
猫の日だから猫の絵本も読むそうです。なんだか不思議だけれど可愛い猫の本。尻尾がもう魔法をもってるみたい。尻尾に魔法があろうと尻尾がわれていようと家族はそんなこと関係なく可愛く大好きなんだけれどね。(3歳9ヶ月)2021/02/22
たまきら
25
猫好きにはたまらない一冊です。この人が描いたモグというおばかだけどかわいい猫のシリーズが大好きなので娘もあっという間に食いつきました。模様も不思議だけど行動も不思議。魅力的な猫のふしぎなお話です。ねずみの逸話も含め、我が家のネコとも共通点があるから魅力的なのかもな。…作者さんがドイツ生まれでナチスの迫害から逃れていたとは知りませんでした。2020/07/06
mntmt
16
ねことおばあさんの生活。仲良しなんだなぁ。2018/07/14
二条ママ
7
次女5歳。小児科待合室で。しっぽだけ違う柄のねこカティンカ、やはり不思議な力の持ち主かなと期待して読んでいた。2021/11/12