出版社内容情報
戦前戦中まで脈々と生きていた日本人の道徳観・価値観を、戦後のGHQ史観を排し改めて読み直す。日本人の根幹にある精神性とはGHQ焚書によって戦後の歴史観だけでなく、日本人の認識(常識)まで歪められている!
戦前の日本人に息づいていた道徳観、価値観を描いている山中峯太郎の『日本的人間』、眞山青果の名著『乃木将軍』(焚書)と司馬遼太郎『殉死』徹底批判、さらに昭和を代表する知性・和辻哲郎の唯一のGHQ焚書『日本の臣道』、ホッブス、ベーコンからアメリカの国民性を鋭く見抜いた「アメリカの國民性」を取り上げる! 著者渾身のシリーズ第12弾。
西尾幹二[ニシオカンジ]
昭和10年生まれ。東京大学文学部独文科卒。同大学院文学修士課程を修了。文学博士。電気通信大学名誉教授。評論家。著書に『ニーチェ』『国民の歴史』『国家と謝罪』『江戸のダイナミズム』等多数。平成23年より『西尾幹二全集』が国書刊行会より順次刊行されている
内容説明
GHQによって抹殺された「名著」復活―いまの日本人の特質・素晴らしさは、戦前の中にこそ生きていた!
目次
和辻哲郎「日本の臣道」
和辻哲郎「アメリカの國民性」
山中峯太郎『日本的人間』―動靜一如
山中峯太郎『日本的人間』―孝の呼吸
山中峯太郎『日本的人間』―破戒
眞山青果『乃木將軍』
乃木将軍と旅順攻略戦―司馬遼太郎批判
乃木夫妻の自決
乃木将軍の自決―司馬遼太郎『殉死』批判
司馬遼太郎の小賢しい人間解釈
便利すぎる歴史観―司馬遼太郎と小田実
著者等紹介
西尾幹二[ニシオカンジ]
昭和10年東京生まれ。東京大学文学部独文科卒、同大学院文学修士課程を修了。文学博士。電気通信大学名誉教授。評論家(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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