人生を抱きしめる―遠藤周作初期エッセイ

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人生を抱きしめる―遠藤周作初期エッセイ

  • 遠藤 周作【著】
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  • サイズ A5判/ページ数 224p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784309031446
  • NDC分類 914.6
  • Cコード C0095

内容説明

この世に生まれ、生きていく以上、人生を捨ててはいけない。生と死、善と悪を見据え続け、導き出された人間の真理。単行本初収録作品の数々!

目次

1(散策;軽井沢;原型;小説のできるまで;井上筑後守と殉教者;島原へ;私の読後感;私の愛誦詩―「白壁」;私の愛誦詩―「故園の菜」)
2(伝統と信仰に生きる;四月一日が待ち遠しい;利己主義は結局ソンをする;碧い地中海―ニースからモンテカルロに;「エスプリ」;万博の基督教館;虚栄スト;うすら笑いをやめよ;現代の関所;三田文学編集長として;「新潮」への希望)
3(狐狸庵自動車コリゴリの記―運転歴一年、ムチ打ち症にかかるまで;同乗者をつのる;自動車教習員よ、横暴になれ;ぼくこそ紳士である;ウマイぞッ;エイプリル・フール;ズボンの膝;テレビ第一号)
4(恐怖の一夜;快男子コンケイ;追悼;先生にはじめてお会いした頃;「黄金の夜明ける」―野間宏作 青年座公演;イエス像には、人間が自らを投影できる何かがある;椎名麟三;岸田今日子;「深い河」映像の説得力―漱石・荷風・〓外の西欧体験と重ねて)
5(病院生活;人間のみかた;人間のための二つの心理;人間観察について;孤独と信頼―文学雑感;約束について)

著者等紹介

遠藤周作[エンドウシュウサク]
1923年、東京生まれ。幼年期を旧満州大連で過ごす。神戸に帰国後、十二歳でカトリックの洗礼を受ける。慶應義塾大学仏文科卒業。50年から53年までフランスに留学。一貫して日本の精神風土とキリスト教の問題を追究する一方、ユーモア小説や歴史小説、戯曲、「狐狸庵もの」と称される軽妙洒脱なエッセイなど、多岐にわたる旺盛な執筆活動を続けた。55年「白い人」で芥川賞、58年『海と毒薬』で新潮社文学賞、毎日出版文化賞、66年『沈黙』で谷崎潤一郎賞、79年『キリストの誕生』で読売文学賞、八〇年『侍』で野間文芸賞、九四年『深い河』で毎日芸術賞、九五年文化勲章受章。九六年、逝去(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

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スリカータ

11
読み終えると、この本は題名の真意がわかる。遠藤周作さんの生誕100年記念に若い頃のエッセイをまとめた本。今から50~60年前に書かれたものは、当時の「若者」も後期高齢者になり鬼籍に入られた人もいるだろう。昭和の懐かしさと風情を感じた。自動車運転の端末は狐狸庵先生の軽妙なエッセイを彷彿とさせ、可笑し味があった。深い河を読んだ当時は衝撃的だったが、映画化された裏話もあり興味深い。2023/12/16

元気伊勢子

5
クスリと笑える話もあるし、真剣な話もありでバラエティに富んでいて、面白かった。人生を抱きしめるというタイトルが今、精神的にしんどいから余計に響く。2024/04/12

NAGISAN

2
一世代前の日本人は、落語のような楽しいウソとホラをよくついた。ウソと糾弾されないギリギリを狙う一面的な論説が横行する現在とは大違いだ。社会的ウソ、政治的ウソがあっても、人間的ウソになってはいけないというのは心に染みた。その他、フランス心理小説の「整然とした分析方法と明晰な作家的資を重んじる」が、ドストエフスキー的人間像を調和さすか」の激しい抗争のことも。今更ながら、「狐狸庵先生」の言葉をまじめに聞いておけばよかったと自省。本書の主題は、木村真理さんの解説(小説の種「夜と霧」)を先に読むと、理解が早くなる。2023/12/07

ムサシ3世

0
遠藤周作の原点を知るにはとてもいい本だと思う。この人が作家になった頃にどんなことを考えていたか分かって興味深かった。このあとで数々の作品に発展した核となるような考えを作家となる出発点ですでに種(原型)として持っていたようだ。この作家にとって重いテーマでは「夜と霧」が大切な本となり、軽いユーモアでは「エイプリルフール」が大切な日となってる。そして何よりこの作家の核となる体験は自らの病気と留学の中にあったのだろう。最後に講演で語った聖人とらい病患者のたとえ話がこの人の人生観を端的にに表してる。 2024/01/22

bigdad

0
☆☆☆2023/12/08

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