出版社内容情報
空冷VWの全歴史を網羅したマニア必見の1冊。
1934年1月17日にフェルディナンド・ポルシェ博士が「国民車」に関するメモ(覚え書き)が記されてから、ヒトラー総統の指揮のもとドイツの国家プロジェクトとして「国民車構想」へと発展し、1938年にビートルが誕生しました。以来2003年にまでに生産されたビートルの台数は、なんと21,529,464台を数えます。本書は、半世紀以上にわたり、ドイツだけでなく、世界の国民車として活躍した自動車史上に残る最高傑作の1台であるフォルクスワーゲン・ビートルの全歴史を網羅した総ページ数400ページ超という、まさにマニア垂涎の1冊です。
【著者紹介】
4歳の時に同居していた叔父の乗っていた1974年型VWビートルの後部座席背後スペースで空冷4気筒エンジンサウンドに目覚め、ワーゲン野郎となる。18歳で免許取得と同時に1975年型ビートルを購入。空冷4気筒生活をはじめる。以後1970年型、1963年型、1965年型を乗り継ぎ、現在の1958年型ビートルに至る。1993年に航空宇宙工学を修了し大手メーカーに就職するも、ワーゲンの本が作りたい一心で1995年にネコ・パブリッシングへ転職、デイトナ編集部に在籍しながら同社の不定期発行のムック「レッツプレイVWs」の製作にも携わるようになる。1998年にはフリーランスへ転身。ワーゲンの第2の故郷とされ、キャルルックの聖地であるカリフォルニア州オレンジカウンティへ渡り経営学を学ぶ傍ら、ワーゲンの世界へどっぷりと填まることになる。現在は日本を代表するワーゲン専門誌「レッツプレイVWs(ネコ・パブリッシング)」やアメリカのワーゲン専門誌の老舗であるHotVWsマガジンにも寄稿している。
目次
国民車誕生までの道のり
ビートル開発過程で生まれたプロトタイプ
第2次世界大戦でビートルから姿を変えたクルマ達
敗戦、そしてフォルクスワーゲン誕生
Beetle 1946‐1979:ビートル全年式紹介
幻の2シータービートル「ヘブミューラー」
ビートルをベースにボディが換装されたコーチビルド
あまりに偉大すぎたビートル後継車開発苦悩の歴史
WOB:ウルフスブルグ工場を当時の写真で垣間見る
フォルクスワーゲンの歴史がわかる「オートミュージアムVW」
フォルクスワーゲンのテーマパーク「アウトシュタット」
当時のフォルクスワーゲン純正アクセサリーカタログ
フォルクスワーゲン用アフターマーケット商品広告
ヤナセとフォルクスワーゲン
モデルナンバー、ボディカラー、生産台数
-
- 和書
- 幻燈 - 岩崎信子句集