ワインと風土―歴史地理学的考察

ワインと風土―歴史地理学的考察

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  • サイズ B6判/ページ数 210p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784409510452
  • NDC分類 588.55
  • Cコード C3022

内容説明

アナール派の碩学によるワイン用ぶどう栽培の歴史。フランス地理学の伝統である可能主義に拠りながら、上質なワインの生産が自然条件以上に政治的・経済的・文化的条件に左右されることを博引旁証する。

目次

フランスのワイン用ぶどう栽培の歴史序論
ワインの品質の決定要因をめぐる新旧論争
ブルゴーニュのぶどう畑の起源
ローマ時代のガリアにおける都市とぶどう畑―ブルゴーニュの事例
中世における聖職者によるワイン用ぶどう栽培と王侯によるワイン用ぶどう栽培

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

あたおろち

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シャンパーニュはそもそもワイン適地ではなかったが、人的な努力と英知の結集で唯一無二のワイン産地になった、という歴史地理的考察が強調されている。高温多湿多雨でワイン 適地ではない日本でのワイン造りへの挑戦に、力を与えてくれる。産地化したのは流通の便が良くてマーケットができたから、いいものができたから高く売れるではなくて高く売るためにいいものをつくれたから、という指摘も、日本では和食とワインの相性が必ずしも良くなかったから長年ワインが広がらなかっただけ、というところとも通じてくると感じた。2025/07/05

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