出版社内容情報
スタジオジブリ最新作『思い出のマーニー』7/19(土)~全国公開。その映画の設計図である「絵コンテ」を完全収録!
『借りぐらしのアリエッティ』(2010年)がその年の邦画No.1ヒット(観客動員765万人・興行収入92.5億円)を記録した米林宏昌の監督第2作目。イギリスの同名児童文学を原作に、北海道の自然を舞台に繰り広げる少女たちのミステリアスな物語。本書は米林監督による映画の絵コンテを完全収録。絵コンテは監督がスタッフに向けて描く映画の設計図で、演出意図・アングル・セリフや効果音等の指示が書きこまれ、躍動感溢れる美しい絵物語として楽しめる。【月報ゲスト】朝井リョウ
【著者紹介】
アニメーション映画監督。1973年、石川県生まれ。96年スタジオジブリ入社、『もののけ姫』(97年)以降、多くのジブリ作品の原画や動画を手がける。『借りぐらしのアリエッティ』(2010年)で初監督。本作が監督2作目。
目次
Aパート(カット1~329)
Bパート(カット331~611)
Cパート(カット612~856)
Dパート(カット857~1145)
資料編
著者等紹介
米林宏昌[ヨネバヤシヒロマサ]
1973年、石川県生まれ。金沢美術工芸大学商業デザイン専攻中退。’96年、スタジオジブリに入社。「借りぐらしのアリエッティ」(’10)で劇場用長編映画の初監督をつとめた(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
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サラダボウル
7
この物語は、長く心に残る作品なんだなあとしみじみ思う。イラスト集を眺めながら、幾つかのシーンが思い浮かぶ。私が心を掴まれた一番の理由は本当は、私自身が親として、マーニー側に立ち、置いてきたアンナに許してあげると言われた箇所だと後から気づいた。もちろん、いつもつまらなそうな顔をしてるアンナは10代の自分に重なるし、その成長にも心を打たれる。でも、母親は、どこか自分のこども達に対して、ちゃんと愛してあげられただろうか、という葛藤ジレンマを抱えている気がする。だからこそ、アンナの許しが心に響いたのだろう。2018/11/06
ひろただでござる
0
図書館本。2022/06/16