出版社内容情報
森のなかで暮らす、ちいさな「森こびと」の男の子、ニムの活躍を楽しく描いたお話。瑞々しい緑の森の風景も魅力的な絵本です。
ニムは、森のおくのきりかぶにすむ「森こびと」の男の子。森こびとは、それぞれの仕事をしながら森の中でくらす小さな人たちです。ニムの仕事は森で迷った人間を助けることでした。ある日、森でまいごになった男の子を見つけたニムは、おじいさんからうけついだ三つの仕事道具を取り出して…? 元気な「森こびと」の男の子の活躍と森の一日を描いた絵本。初夏の森の美しさをとらえた絵が魅力的です。
【著者紹介】
1967年生まれ。「Art&Yoga 山のアトリエ」主宰。児童画教室及び、子どもと大人向けにヨガのクラスを開いている。絵本に「ちいさなほしのかけら」(至光社)などがある。
内容説明
もりのおくのちいさなきりかぶに、ニムという「森こびと」がすんでいます。「森こびと」には、それぞれとくべつなしごとがありました。ニムのしごとはもりでまよったにんげんをたすけることでした…。もりのなかでくらす、ちいさな「森こびと」の男の子、ニムのかつやくを描いた、楽しいおはなし。5さい~。
著者等紹介
勝山千帆[カツヤマチホ]
1967年3月生まれ。「Art & Yoga 山のアトリエ」主宰。児童画教室及び、子どもと大人向けにヨガのクラスを開いている(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
2時ママ
5
次女 小2 ひとり読み。2019/01/12
Mayuko Kamiwada
3
森の奥にニムという「森こびと」が住んでいる。 「森こびと」にはそれぞれ仕事があり、ニムは森で迷った人間を助けること。 ある日、森の中に迷い込んだ人がいて・・・。 ニムが仕事をするために使う3つの道具があり、それぞれどんなことに使われるのだろうかと想像した。 道具を使うことで、そこに住んでいる生き物たちの力を借りて、仕事をしている描写が実際にありそうで、実はニムがいたのかなと思った。 森に行ったときに、「森こびと」の気配を感じないか探してみるのも楽しそうだ。2023/10/19
ととろ
3
森に住んでいる「森こびと二ム」の仕事は、森で迷った人間を助けること。ある日一人の男の子が迷い込んで…作者の「勝山千帆さん」の想いがたくさん詰まっている感じのする絵本。「二ム」のマンガチックさと、虫や動物のリアルさに温度差があったり、生き物の名前が一部だけ詳しかったり…それが作者の持ち味なのだろうが、少々落ち着かない感じもした。森に「森こびと」がいるというのは、とても分かる気がした。、2019/01/19
2時ママ
3
次女 小2 ひとり読み。 2019/01/10
しろのあ
0
舞台は秋の森。くさや木のいいにおい、苔や切り株、きのこに野草。それにまつぼっくりがある風景。あさつゆにはっかをちぎってお茶にして、朝ご飯はくわのみ。なんて素敵なスローライフ!二ムのおうちもステキです。森で迷って九死に一生を得たなど不思議なはなしがありますが、こんなこびとが守ってくれているのかも?ラストのやまぶどうパンのお味が気になります。2014/09/02