内容説明
なぜ女も木嶋佳苗に魅入られてしまうのか。稀代の“毒婦”に男性被害者は何を見たか。法廷に集う女性は何を求めたのか?死を呼ぶ恋愛、モンスターラブの真実。
目次
第1章 結婚をまじめに考えています(アンタ、あたしに興味持ってわざわざ来たんだ;自意識過剰にも見える「お色直し」 ほか)
第2章 ホテルの中でのことは一切話したくありません(「特別なもの」を持つ女の言い分)
第3章 罪悪感はありません(検察官は痛々しいほど力み過ぎた)
第4章 私は一般の女性とは違うのです(結婚への焦りはあったのか;木嶋佳苗が一番愛していたのは…)
著者等紹介
高橋ユキ[タカハシユキ]
1974年福岡県生まれ。2005年、女性4人で構成された裁判傍聴グループ「霞っ子クラブ」を結成。殺人等の刑事事件を中心に裁判傍聴記を雑誌、書籍等に発表。現在はフリーライターとして、裁判傍聴のほか、様々なメディアで活躍中(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
今庄和恵@マチカドホケン室コネクトロン
15
法廷のやりとりが結構なボリュームで読むのに時間がかかった。なぜこの人が?という誰もが抱く疑問に対してはっきりとした答えはなかったけれど、裁判長の熱さに正義感というものは必要なのだな、と今更ながら思わされた。東電OL事件には共感を抱く女性が多かったけれど、カナエギャルってのはカナエのようにうまいことやりたいって邪な意識があるのではと穿った見方をしてスイマセン、スイマセン。2021/10/23
gtn
14
北原みのり著「木嶋佳苗100日裁判傍聴記」を読んだ時にも感じたが、佳苗に対する同性の反応が即物的である。なぜこんな女性が男性を虜にしたのか、外見からも生理的にも理解できないようだ。2019/12/06
まいまい
14
木嶋佳苗のTVに映った容姿と事件の内容が結びつかず衝撃的だったことを思い出す。若い時から人との接し方が普通の感覚とは掛け離れていたことからこの事件は起きたのか。。それにしても、自分を助けてくれる人を見つける嗅覚が凄まじい。そして、用が済んだり自分が窮地に追い込まれると思った時の躊躇いのなさ、冷静さも。話が二転三転するが、よく平然と話せるものだと思う。2016/07/10
garth
14
ほぼ裁判のやりとりのみ。だが、実は他のどの本よりも佳苗の人間味を感じさせる。裁判以外のバックグラウンドも知っておきたいので、佐野本との併読をお勧め。2012/06/18
non
10
木嶋佳苗の魅力は何なのかを知りたくて読んだが正直、よくわからなかった。何でこんなお金の価値観なんだろう?わからないことだらけで頭にハテナマークばかりが思い浮かぶ。男性も援助と言う言葉に何故おかしいと思わなかったのだろうか…。今でも木嶋佳苗を援助している男性がいるらしいが、益々よくわからない…。2014/04/06
-
- 和書
- すずめのすすめ
-
- 電子書籍
- 政略婿入り物語~愛の押し売りはご遠慮致…