ヨーロッパの100年〈上〉―何が起き、何が起きなかったのか

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  • サイズ B6判/ページ数 483p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784198627485
  • NDC分類 230.7
  • Cコード C0022

内容説明

ソンム、ベルリン、ヴィリニュス、ミュンヘン、バルセロナ、アウシュヴィッツ…ミレニアム最後の年に、「戦争の世紀」とも呼ばれる20世紀に刻印されたさまざまな記憶を訪ね歩いた歴史紀行。2004年オランダでNS文学大衆賞、2009年ドイツでライプチヒ文学賞を受賞。

目次

第1章 二十世紀の夜明け(一九〇〇~一九一四年)
第2章 第一次世界大戦(一九一四~一九一八年)
第3章 ロシア革命と虐殺(一九一七~一九二四年)
第4章 ワイマール共和国とヒトラー台頭(一九一八~一九三八年)
第5章 ファシズムからスペイン内戦へ(一九二二~一九三九年)
第6章 第二次世界大戦勃発(一九三九~一九四一年)
第7章 ヒトラーの絶滅収容所とスターリンの強制収容所(一九四〇~一九四二年)

著者等紹介

マック,ヘールト[マック,ヘールト][Mak,Geert]
1946年生まれ。アムステルダム大学卒業。1975年から、オピニオン誌「デ・フルーネ・アムステルダマー」で編集者を約10年間務めた後、「NRCハンデルスブラット」や「VPROラジオ」でジャーナリストとして活躍し、90年代以降は作家業に専念。『ヨーロッパの100年』は、オランダで40万部のベストセラーとなり、2004年にはオランダでNS文学大衆賞を、2009年にはドイツでライプチヒ文学賞を受賞。さらに、この本によって人々のヨーロッパへの関心を高めた功績が称えられ、フランスのレジオン・ド・ヌール騎士賞も受勲した

長山さき[ナガヤマサキ]
1963年、神戸生まれ。関西学院大学大学院文学部修士課程修了。専攻は文化人類学。1987年、オランダ政府奨学生としてライデン大学に留学。以後、オランダに暮らす(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

Shin

6
再読。ジャーナリストの著者が「時間の中を簡単に行き来できる大陸」と称するヨーロッパ各地を旅しつつ、20世紀の歴史の「語り部」の証言を紡ぎ歩く旅行記、というより叙事詩。著者が訪れる各地には、未だに「歴史」になりきれない「記憶」が人として、記念碑として、あるいは打ち捨てられた風景として、生々しい傷跡を晒しながら佇んでいる。ヨーロッパの現代史ダイジェストという読み方もできるが、「歴史とは何か、何でないか」について深く考えさせられる。上手く言えないが、時間は流れるのではなく、降り積もっていくというイメージ。2011/09/04

だいごろ

2
20世紀のヨーロッパの歴史を、その時代を生きた人の声を中心に描写する。専門知識が無いので人の名前などが分からない事があって困った。それでも、厳しい時代を生きた人々に対する共感を感じる。歴史を学ぶと今の自分の状況というか、生きている世界を少し客観的・冷静に見られるようになる。2010/07/10

HAZ

1
学校で習った西洋史は近代の部分はほとんど駆け足だったと思う。しかし、現代のヨーロッパの人たちのどこかに二つの世界大戦が根っこみたいに残っているのかもしれない。ムッソリーニ、ヒトラー、スターリンの三人の中では、スターリンが最悪だったようだ。あの美しいヨーロッパの街並みの下には数知れない犠牲者たちが眠っている。2016/02/12

メルセ・ひすい

1
知識のおさらいと整理 新刊の度にやるべきこと!2009/09/10

sekaisi

0
ウィーン編は「ラデツキー行進曲」を聞きながら読む2017/11/06

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