内容説明
ひょうばんのてじなしには、ひみつのあいぼうがいました。ふしぎなちからをもつちいさなちいさなおとこの子「たねぼうず」です。じつは、てじなをやっていたのは、みーんなこの子でした!ところがある日、てじなしがひどいことをいったせいで、たねぼうずがにげだしてしまい…?てじなしは、王さまのまえで、ひとりでてじなをひろうできるでしょうか?楽しい手品がつぎつぎ登場!てじなしのおじさんとふしぎなおとこの子とのゆかいな友情物語。
著者等紹介
田中友佳子[タナカユカコ]
東京生まれ。武蔵野美術大学卒業(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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スノーマン
23
手品が最近気になるらしいムスメ。てじなのたねぼうずは可愛いのに、手品のおっさんが怪しすぎて笑えた。しかも小物ぶりが情けない(笑)ページのどこかにいる、たねぼうずを探すのも楽しい。2015/08/28
いろ
15
手品やらマジックやらに惹かれる9歳男児へ。手品師の手品のタネは,可愛い小人「たねぼうず」の不思議な力のおかげなのに…というお話。おごって言い過ぎて喧嘩~って,あるある^^; すぐに「あ!」と思っても,もう口から出ちゃって取り返しがつかない~分かってても,ついつい やっちゃうんだよね~。逃げ回るたねぼうずの手品が楽しい。手品師が反省したり,手品をがんばって練習したり,不安を抱いたりする,心の様子が丁寧に描かれているな~と感じた。風船の場面,わぁ♪となった。息子はトランプの木の場面も大好き。2017/09/11
遠い日
13
手品にはタネもしかけも、やっぱりありまして……。手品師とかわいいタネ坊主のお話。自力で手品ができないなら、意地悪言ってはいけませんね。タネ坊主の手品がまたすごい。田中友佳子さんの絵が好きです。2015/10/08
いっちゃん
11
何事も奢ってはいけないね。手品のたねなんて、すべてやん?仲良くしなきゃ。2016/06/14
あおい
10
手品師はいう「たねもしかけもございません」でも本当は「たねぼうず」の力を借りていたのです。ある日手品師とケンカしたたねぼうずは逃げ出してしまい…絵もはっきりとして見やすいし読み聞かせに良さそう。たねぼうずを探すのも楽しい。2020/06/16