「仮想化」実装の基礎知識

  • ただいまウェブストアではご注文を受け付けておりません。
  • サイズ B5判/ページ数 367p/高さ 24cm
  • 商品コード 9784897979878
  • NDC分類 007.6
  • Cコード C3055

出版社内容情報

近年、「仮想化」の実装範囲が広がる中、その仕組みや技術を理解し、
基礎知識として身につけることが重要になってきています。
本書では、サーバー、デスクトップ、ストレージ、ネットワークそれぞれの仮想化について、
主要技術から、実装にあたっての設計上の考慮点、セキュリティ対策、Dockerや自動階層化、
VXLAN等、比較的新しい技術まで幅広く説明しています。

【1編 仮想化の基本】

■1章 仮想化とクラウド
仮想化の概念/クラウドコンピューティングとは

■2章 サーバーの仮想化技術
ホストOS型/ハイパーバイザー型/LPAR型/
メモリのオーバーコミット/ライブマイグレーション/
主なサーバー仮想化製品(VMware vSphere ESXi/vCenter Server、
Hyper-V/System Center、CitrixXenServer/XenCenter、KVM)

■3章 デスクトップの仮想化技術
ホステッド型/ローカル型の構成要素

■4章 ストレージの仮想化技術
RAID/ストレージプール/シンプロビジョニング/
ストレージ階層化/マイグレーション等

■5章 ネットワークの仮想化技術
SDN/OpenFlow等

【2編 仮想化の実践】

■1章 サーバー仮想化の実装
実装計画/信頼性対策(ホストクラスタとゲストクラスタ等)/
設計上の考慮点(バックアップ、リソース状況の把握)

■2章 デスクトップ仮想化の実装
実装計画/設計上の考慮点(CPU性能、メモリ容量等)

■3章 ストレージ仮想化の実装
実装計画/信頼性対策(PTC機能・リモートコピー機能の活用等)/
設計上の考慮点(シンプロビジョニング機能によるボリューム管理、
ストレージプールの構成、ストレージ容量の拡張等)

■4章 ネットワーク仮想化の実装
実装計画/信頼性対策(NIC、ESM、TORスイッチ等)/
設計上の考慮点(ポート設計、帯域設計、OpenFlow等)

■5章 仮想環境におけるセキュリティ対策
暗号化/認証/セキュアプログラミング/シングルサインオン/
多要素認証/ロケーションアウェアネスセキュリティ/スナップショット/
ファイアウォール/IDS/IPS等

【3編 進化する仮想化技術】

■1章 サーバー/デスクトップの新技術
コンテナ型仮想化技術/Docker/画像処理技術の強化等

■2章 ストレージの新技術
重複データ削減/自動階層化/クラウド環境のストレージ

■3章 ネットワークの新技術
OpenStack/ネットワークオーバーレイ(VXLAN、NVGRE等)

内容説明

主要技術の仕組みから、設計上の考慮点、セキュリティ対策まで!

目次

第1編 仮想化の基本(仮想化とクラウド;サーバーの仮想化技術;デスクトップの仮想化技術;ストレージの仮想化技術;ネットワークの仮想化技術)
第2編 仮想化の実践(サーバー仮想化の実装;デスクトップ仮想化の実装;ストレージ仮想化の実装;ネットワーク仮想化の実装;仮想環境におけるセキュリティ対策)
第3編 進化する仮想化技術(サーバー/デスクトップの新技術;ストレージの新技術;ネットワークの新技術)

著者等紹介

法橋和昌[ノリハシカズマサ]
1987年に日本IBM(株)入社。ネットワーク担当システムエンジニア(SE)として、金融機関の大規模なネットワーク案件を経験。その後、本社部門のSEとして、さまざまな業種の大規模プロジェクトや先進プロジェクトにおいてネットワーク全般に関する技術支援を担当。現在はサービス部門にて、ネットワーク全般を対象としたネットワークコンサルティング、およびネットワークの設計・構築のプロジェクトに携わっている

前島鷹賢[マエジマタカマサ]
2003年に日本IBM(株)入社後、x86サーバーを専門とするインフラエンジニアとして、システムの設計・構築に従事。金融機関での大規模デスクトップ仮想化プロジェクトをリードするなど、特にサーバーやデスクトップの仮想化技術に多くの経験を持つ。2015年1月より、日本Microsoft(株)にて、Windows Server、System Center、Microsoft Azureなどのインフラ製品を担当するプリセールスエンジニアとして、法人顧客やパートナーへの製品訴求活動を行っている

中川栄一郎[ナカガワエイイチロウ]
1988年に日本IBM(株)入社。ES/3090、ES/9000製品技術エンジニア(PE)としてプロセッサコントローラーのマイクロコードを担当。その後、ThinkPadの企業向けシステム管理ソフトウェアの開発を担当。2003年、大和研究所で立ち上げられたシステムソリューションセンターに参画し、システムエンジニア(SE)としてストレージ製品を中心としたシステム設計・構築を担当。現在はサービス部門にて、ストレージ統合、災害対策システム構築プロジェクトに携わっている

花崎隆直[ハナザキタカナオ]
1998年に日本IBM(株)入社。x86サーバーのシステムエンジニアとして、金融機関の基幹業務からイントラネット向けのシステムまで幅広い分野でインフラの設計・構築を担当。現在はサービス部門にて、サーバー仮想化技術全般の支援やノウハウの開発をする一方で、x86分野のインフラサービスの責任者として設計・構築プロジェクトに携わっている

佐々木敦守[ササキアツモリ]
2006年に日本IBM(株)入社。インフラエンジニアとして、金融HPC/製造CAE向けのIaaSクラウド、企業内プライベートクラウドを中心とするクラウド関連の案件に従事。現在はクラウド事業統括にて、先進クラウド技術を活用したハイブリッドクラウドの提案活動に携わっている

西口健太郎[ニシグチケンタロウ]
2006年に日本IBM(株)入社。サーバー担当システムエンジニアとして、金融機関向け基幹業務システムのインフラ設計・構築や大規模な企業内プライベートクラウドの案件に従事。仮想化システムでは、メインフレーム、UNIXサーバー、x86サーバーを経験に持つ(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。