内容説明
やまのうえにあるちいさなこやをみて、パパブタさんはいった。「もしもママとけっこんしていなかったら、あんなところにすんでみたかったなあ。あさはひがしからのぼるあさひをみて、ゆうがたにはにしにしずむゆうひをみるのさ。それがいちばんのしあわせってもんだぜ」それをきいた73びきのコブタたちは…?パパと子どものふれあいをユーモラスに描いた、家族愛がつたわるあったかい絵本。
著者等紹介
ヴォージュラード,アナイス[ヴォージュラード,アナイス][Vaugelade,Ana¨is]
1973年パリ生まれ。両親とともにフランス南西部の牧場で数年間をすごし、そのころから画家を志す。17歳でパリに戻り、美術学校に学ぶ。子どもの本を中心に、物語とイラストを発表し、注目を集めている。現在フランスでもっとも活躍している若手絵本作家のひとり
石津ちひろ[イシズチヒロ]
1953年愛媛県生まれ。早稲田大学文学部仏文科卒業。『なぞなぞのたび』(フレーベル館)で99年ボローニャ児童書展絵本賞、『あしたうちにねこがくるの』(講談社)で第6回日本絵本賞、『あしたのあたしはあたらしいあたし』(理論社)で三越左千夫少年詩賞を受賞。東京都在住(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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遠い日
6
パパが手放した幸せを懐古する場面は、生活に疲れた男のよう。73匹(!)のコブタたちのすることといったら……。それでも、よくつきあってあげていいパパだ。そして、パパへのひと言はすばらしい。「幸せ」の何たるかを、ちゃんと示してくれた子どもたちは、いい子に育っている。2014/02/22
読み人知らず
5
上手くはいえないけどこの本最高です。パパ、ママと結婚してよかったね!2015/10/04
ねじまき
3
ママブタさんをすごく気にいった息子くんが図書館から探してきてくれました。「こんな家にすみたかった」とたそがれていたパパブタさんが無邪気なコブタたちにの提案の結果、結局「そろそろ家に帰ろう」と我が家に帰りたがるところにクスっときました。なかなか大人むけな内容かも(笑)2011/04/16