内容説明
時は戦国。九州の雄・大友宗麟は次世への生き残りを図るため、これまでの砲弾とはまったく威力の異なる炸裂弾の開発を渡辺三郎太郎に命じた。しかし、国内で砲弾は作れても、肝心の新式砲を鋳ることができず、宗麟は国外―ポルトガルに製造を依頼する。一方、その頃のポルトガルはスペインに侵略されていたため、武器や弾薬などの製造が許されておらず、宗麟の願いをフランスに任せることとなった。時を経て、完成品をインドのゴアで受け取ったポルトガルの英雄・カルロスは、新式砲と弾薬の設計図を手に入れることで祖国の復権を図ろうと、宗麟より派遣された乾主水とともに日本へ向かうが…。武士道と騎士道を貫いた男たちを描く、書下し時代冒険小説。
著者等紹介
花家圭太郎[ハナヤケイタロウ]
1946年5月、秋田県生れ。明治大学仏文科卒業。フリーライターとして活躍後、ユニークなキャラクター戸沢小十郎を創り、1998年、『暴れ影法師』で時代小説家としてデビュー。綿密な考証と壮大な構想で時代小説を描く作家として現在もっとも注目されている
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
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