内容説明
「巨人の星」「ルパン三世カリオストロの城」「じゃりン子チエ」の名プロデューサー藤岡豊。『リトル・ニモ』のアニメーション化のため、彼は海を渡った。参集したスタッフは、「スター・ウォーズ」プロデューサーゲーリー・カーツ、SF作家レイ・ブラッドベリー、大塚康生・高畑勲・宮崎駿・近藤嘉文・友永和秀・山本二三―。巨費が投じられたこの壮大なプロジェクトの行方を15年にわたり見続けた大塚康生が綴る。
目次
第1章 プロデューサー藤岡豊の方法論(人形劇からの進出;「伊賀の影丸」から「オバケのQ太郎」へ ほか)
第2章 日本への失望。いざアメリカ!(ハリウッドへ;無鉄砲なセールスマン ほか)
第3章 「ニモ」のために立ち上げた制作プロダクション(テレコム・アニメーションフィルム;「テレコム」再構築 ほか)
第4章 紆余曲折。そして中断(名刺代わりに英語字幕版上映;ハリウッドでの研修会 ほか)
第5章 「ニモ」の行方(アメリカのアニメーションの作り方;リーダーの選び方 ほか)
著者等紹介
大塚康生[オオツカヤスオ]
1931年、島根県生まれ。1957年、東映動画に入社し日本初の本格カラー長編アニメーション「白蛇伝」(’58)、「わんぱく王子の大蛇退治」(’63)などに動画として参加、「太陽の王子ホルスの大冒険」(’68)で初めて作画監督を担当する。その後、東京ムービーを拠点に日本アニメーションなどでもアニメーターとして仕事をする。1991年から9年間代々木アニメーション学院アニメーター科の講師として教壇にたつ。技術顧問を務めるテレコム・アニメーションフィルムのアニメ塾や、スタジオジブリの研修生への講義などを通じ、現在も後進の指導にあたっている
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