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内容説明
1958年『白蛇伝』Panda and Magic Serpentから2001年『千と千尋の神隠し』Spirited Awayまで、43年間にアメリカに輸出された、日本のアニメーション約170本の運命!年代記・米国の和製アニメ。
目次
1 ある文化輸出の期待と現実
2 動く「小説」とテレビ暴力批判
3 方法としての「国籍抹消」
4 「異物」の排除と「異質」の受容
5 玩具の後見と「外科医」たち
6 「ジャパネスク」の再発見
7 ゲーム・アダルト・美少女戦士
8 「ジャパニメーション」から「ポケモン」へ
9 繁殖する「ポケモン」の後継者たち
10 「メディア芸術」の国から
著者等紹介
草薙聡志[クサナギサトシ]
1946年生まれ。69年、朝日新聞入社。北海道報道部、横浜支局、社会部、学芸部などを経て97年から総合研究本部在籍
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
あや
2
日本アニメがアメリカに輸出された歴史を時系列で追う。単なる翻訳アニメだけではなく、外注状態で日本スタジオが制作したアニメも載っている。作品が国境を跨いだ時にシリーズ、タイトル、人名などが勝手に改変されることに疑問があったが、こうして歴史を見るとさまざまな事情があることがわかるし、近年になってようやく無改変が歓迎されるようになったことを嬉しく思う。特にCCさくらの記述が面白かった。あれは確かにそのままは無理かも…笑2024/05/25
富士さん
2
いろいろなところで参考文献として引かれていたのどんなものかと読んでみると、予想以上に密度の濃いものでした。特に日本のスタジオが海外から受注した作品のリストが得られるところが素晴らしい。日本で発表された作品なら詳細なリストがすでにありますが、この手の作品は知られにくく調べにくいため、公式な記録やささやかに配信されるニュースを見るしかなかったので垂涎です。それに東映動画のように、受注作品リストが簡単に見られる会社でも、そのアメリカ側の事情も解説されているので背景がよくのみ込め、噂に違わぬ優良な資料でした。 2015/09/12
pi_nika
1
米国の著の「The encyclopedia of animated cartoons」より、日本制作物をピックアップする丁寧な調査を軸に、研究対象としてアニメを扱った本。日本人からみたアニメの歴史とは、かなり印象が異なった。 ただ、この本を娯楽として読むには向かない。2012/02/21
samandabadra
0
アメリカの日本アニメーション受容がわかる本。2012/09/27
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