内容説明
かえるのジェロームはとってもこわがり。きょうもひとりでねていると、なんだかへんな音がきこえてきました。「パパ!こわくてねむれないよお」すると、パパは…?こわがりの子どもとたのもしいパパの、心にのこるお話。3歳から。
著者等紹介
クローザー,キティ[クローザー,キティ][Crowther,Kitty]
1970年、ベルギーのブリュッセル生まれ。1994年、「わたしの王国(仮題・未訳)」でデビュー以来、十作以上の作品を刊行している。現在はオランダに住み、二人の子どもを育てながら、創作を続けている
平岡敦[ヒラオカアツシ]
1955年生まれ。早稲田大学文学部卒、中央大学大学院修了。現在は大学講師のかたわらフランス文学の翻訳・紹介につとめる
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感想・レビュー
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Natsuki
50
夜、部屋をまっくらにして、ひとりで寝るのがこわい、かえるのジェローム。たまらずパパとママの部屋にε=(ノ゚Д゚)ノ これは、あるあるですね~。いつの間にかまっくらでも平気になる人と、大人になってもまっくらじゃ眠れない人と分かれるところでしょうか。くらやみの中で聞こえてきたへんな音の正体も気になるところではありますが、もうひとつの見所は、パパの表情の変化です(笑)これもまたひとつのあるある( *´艸) 住環境もかえるならでは☆2020/07/18
ベーグルグル (感想、本登録のみ)
43
カエルの家だから、床下浸水な状況なのが笑えました。怖がりのかえるぼうや。何度も起こされるお父さん。でも一緒に付き添ってくれて偉い。私なら途中でㇺってなりそう(笑)。音の原因が分かれば案外大丈夫だったりする。しかもそれを楽しめたらよりいいね。2018/03/31
小夜風
21
【図書館】水浸しの部屋が気になる(笑)。こんなに水があれば、変な音もするだろうと…。私も子どもの頃、音が気になって眠れなくなることが多々あったのですが、今思えば難聴ゆえの聴覚過敏だったので、もしかしたら作者さんも同じだったのかなって思いました。2014/12/25
けんちゃん
19
読友さんのご紹介本。夜眠るのが怖い、というお話、多いですよね。やはり海外の寝室事情によるものなのでしょうか。日本では小さいうちから一人で寝るということ、あまりないですよね。ぼうやのパパがとてもいいです。眠れなくてちょっとイラッとする表情、ぼうやを起こし、抱っこして怖い音の正体を探りに行く時の優しい表情。お家の中が適度な深さの水たまり状態のところも斬新でいいです。2012/05/21
絵本専門士 おはなし会 芽ぶっく
15
欧米では、1歳にもならない赤ちゃんでも、両親と別の寝室で寝ることが習慣になんですよね。主人公のカエルの坊やのジェロームも、フランスで生まれたカエルのようなので、寝る時は一人。でもジェロームは、暗い所で寝るのが恐くてたまりません。むちゃくちゃ甘えんぼなので、パパとママの寝室に、どんどんと入って行って助けを求めます。そしてとうとう、二人のベットの中に入り込むことに成功してしまいます。この時のベットで寝ている親子の3ショットが笑えます。カエルの家の中には、足首まで浸るくらいの水が、いつでもたまっているんですよ~2020/01/28