文庫ぎんが堂
被災地復興で本当にあった忘れてはいけない話

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  • サイズ 文庫判/ページ数 221p/高さ 15cm
  • 商品コード 9784781670850
  • NDC分類 369.31
  • Cコード C0136

出版社内容情報



イースト・プレス編集部[イーストプレスヘンシュウブ]
編集

内容説明

あれから、どう生きたか。これから、どう生きるか―。2011年3月11日に東北を襲った東日本大震災。今もなお、厳しい現実が立ちはだかっている。そんな中、復興に向け、少しずつだが、人々は新たな一歩を踏み出し始めている。再開した飲食店。新たな人間関係や、新名物の誕生。失ったものは多いが、新たに生まれ育まれたものもある。それぞれの形で、未来に向けて歩き出した人々。その姿を通して、被災地の飾らない現実が見えてくる。希望の物語。

目次

第1章 復興の途上で生まれた新たな「生きる道」(「立ち上がり、一歩踏み出せたよ」気仙沼のご当地アイドルが笑顔と元気を産地直送;「関わった人たちがステップアップできるプラットホーム」を目指すおらが大槌夢広場の復興食堂 ほか)
第2章 震災で深まった家族の絆 仲間との結束(「家族かどうかは関係なかった」ほとんど支援物資が来なかった普代村の「阿吽の呼吸」の支え合い;「ココは仮説のオヤジたちの遊び場です」野田村の流されたクロマツから新名物“たつ・のだ”が生まれた ほか)
第3章 苦境を乗り越えてもう一度立ち上がった店や企業(「ガレキだらけの石巻の街にウナギのいい匂いを漂わせたい」食で住民を元気づけた老舗料理店;「築きましょう愛するこの町を肩寄せ合って越す夜に灯す月明かり」吉里吉里の「ともしび」という名のカフェ ほか)
第4章 被災者が生きるうえでなくてはならないもの(「祭りは損得がなくて、元気が出る。それがカラ元気でもいいんだよ」震災直後に開催を決めた野田村復興祭;「歳をとったら住みたくなる“気仙沼モデル”を」高齢者医療介護の理想の街作りに奮闘する医師たちの夢 ほか)
第5章 再開した観光施設が新たな人を呼び込む(石巻を勇気づけるヒーローが大集合「無限の可能性を持つ萬画館だからこそできることがあるはず」;ゴマフアザラシの赤ちゃんの名前は「きぼう」いわき市のアクアマリンふくしまスタッフたちの願いをこめて ほか)

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

saga

16
姉妹紙に「震災で本当にあった泣ける話」があったが、本書だけを選んだ。被災地のスナップという印象で、それは良くも悪くもという意味を含んでいる。前半は被災者が被災地で温かい「たまり場」を運営しているという美談が多かった。しかし、震災は地域でそれまで抱えていた問題(過疎、高齢化)を顕在化・強調したに過ぎないということを忘れているのではないかと思えた。震災を、被災地を忘れてはならない。本書のように語り継ぐことは重要である。また東北へ旅に出よう。そして復興を願い、その進捗を確かめようと思う。2013/03/18

ゆう

3
一部マスコミに取り上げられて知ってる内容もあったけど、取り上げられてるのは表面的な部分だけだったんだなと実感する。大変な目にあって、それでも前を向いて進もうとする人々に心を打たれた。震災後、寄付という手段でしかお手伝い出来ていないけど、いつか、この本書に取り上げられた人や場所を訪れて見たいと思う。2015/10/07

ナンさん

1
報道されていた部分だけではなく。報道されない部分の現実をありのままに書かれているので。こう言う現実があったのかと驚く。2018/01/19

たなカツ

1
終わりのない復興、まだこれからですね2015/01/29

a43

1
東北なのに、一度募金しただけで、現地に足を運んでいなので、読んでみた。 巻末の被災地最新データでを役立ちそう。 「どんなかたちでもよいから一度足を運んでほしい」とどこかで言っていた。 そうだなぁという気っている。なにもできないかもしれないけど、何かできることがあるかもしれない。ただ本を読んでるだけではだめだ。2013/03/06

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