内容説明
モグラは、おつきさまをじぶんのものにしたくてたまりません。まわりのどうぶつたちに、「おつきさまをとるなんてできっこないよ」といわれても、あきらめられず…?しずかな夜の森を舞台にしたやさしく、かわいい絵本です。
著者等紹介
エメット,ジョナサン[エメット,ジョナサン][Emmett,Jonathan]
1965年イギリスのレスター生まれ。子どものころにモーリス・センダックやドクター・スース、ロアルド・ダールの作品に強い影響を受け、14歳のころから作家になりたいと考え始めた。大学で建築を勉強し、建築家として働きながら、子どもの本を書き始め、1999年に「Doohickey and the Robot」(未訳)でデビュー。現在はイギリスのノッティンガムに妻と二人の子どもと住み、作家業に専念している
キャバン,ヴァネッサ[キャバン,ヴァネッサ][Cabban,Vanessa]
1971年イギリス生まれ。ブライトン大学でイラストレーションの優等賞を受け、王立芸術学院で修士号を取得。ブライトンやロンドンでたびたび個展を開催、1999年にはじめての絵本「Love is a Handful of Honey」を発表
おびかゆうこ[オビカユウコ]
1960年生まれ。国際基督教大学教養学部語学科卒。出版社勤務、ドイツ留学を経て、児童書の翻訳や絵本の創作にたずさわっている
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
Hideto-S@仮想書店 月舟書房
91
原題 Bringing down the moon. 土の中から地上に出て、初めて月をみたモグラ。「あのきらきらがほしいなぁ」。近くに見えても遠くにあることを知っている森の動物たちが止めるのも聞かず、あの手この手を考えます。自分で納得するまで諦めない姿勢はいいね。モグラや森の動物たちがとても可愛く描かれています。作者が息子さんに向けた謝辞「モグラが木にのぼることを考えついてくれて、ありがとう」がいいな、と思いました。2015/09/21
菜穂子
36
お月様が大好きで、月蝕の赤いお月様を見た孫のために。モグラがお月様を手を伸ばすところがとっても可愛い。手が届かない遠くのお月様をまた一緒に見よう。2022/12/24
Willie the Wildcat
29
読後次男は「お友達がいっぱいいて、みんな優しいね。」とのこと。小さい頃「星」を掴みたがっていたことは忘れたようだ・・・。夢と友情がいっぱい。特に最後にみんなでおつきさまを見に行くところが温かいですね。絵も優しい。お気に入りは裏表紙の裏の絵。夢がいっぱいつまっている。ず~っとおつきさまを眺めていてそのまま寝ちゃったかもしれない。2012/07/08
ゆき
28
お月様を取ろうと頑張るもぐら君が健気で応援したくなった。それを見守る動物達も可愛くて、とても優しい物語でした。2016/11/09
♪みどりpiyopiyo♪
23
あるばんのことでした。モグラが つちのなかから、ひょっこり かおをだしました。「うわあ! あれは、なんだろう?」 ■お月さまに夢中なモグラが あれこれがんばるのが かわいいです。森の仲間たちの表情も愛らしくって。■これ、かわいいなぁ。近年の英国の絵本は好きな感じのが多くて嬉しいです♪ ■静かな夜の森を舞台にした、やさしく かわいい絵本でした(ღ′◡‵) (2001年)2017/11/02
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