内容説明
長い間、アダムは人生の意味について真剣に考えてきた。人生には目的がある。目的地もあるかもしれない。しかし、「人生の答え」を見出す道も方法も分からなかった。そんなある日、アダムの前に現れた少年セルフが、彼の人生に入り込んでくる…。
著者等紹介
ローズ,マイケル・J.[Roads,Michael J.]
1937年にイギリスに生まれ、ごく幼いときから、静かで神秘的な隠された自然を探求してきた。彼の基盤は農業にあり、この上ない女性トリーニーと結婚したのち、オーストラリアに移住した。ここでマイケル夫婦は四人の子ども―現在は成人している―を育てた。タスマニア島で農業に従事していたほぼ10年のあいだに、マイケルは深い内面の変化をとげた。そのため彼らはタスマニアでの農業をやめ、集中的に自己の探求に向かった。その後しばらくは困難な時期が続いたが、過酷な内面の探求は続けられた。「自由」を得ること、「自己」の実現を経験することが彼にとってただ一つ、意味のあることだったのである。その間、マイケルとトリーニーは共同体での生活を経験し、その後数年、マイケルは有機農業コンサルタントとして働いた。彼は自然に対する認識や意識を強めて結びつきを緊密にすることに毎日努め、ついに物質の世界と精神の世界、すなわち有形の世界と無形の世界を分ける膜を超えることを学んだのである。現在マイケルは、執筆と「リトリート」と呼ばれるセミナーの開催を中心とした生活を送っており、トリーニーと共に、世界中の多くの国々で、五日間の「ローズウエイ・リトリート」を指導している
飛田妙子[ヒダタエコ]
津田塾大学英文科卒業。翻訳家
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