内容説明
双子の魂であるビンカが恋しくてたまらない。地球でひとりアミの迎えを待ち、ビンカとの暮らしを夢みるペドゥリート。待ちに待ったアミがやって来た！しかし３度めの旅は、解決しなければならない課題と困難が山積みだった…。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
イスタ
63
高い進化水準に達した人類はみんな文明基盤を地下に移しているそう。地球の内部にも地底人がいる。宇宙でいちばん高いレベルまで進化した人類が惑星内部に住むようになる。外部にばかり関心を向けているから、いつまで経っても本当の自分を知らないまま。私たちが惑星の表面に住んでいるのは そういうこと。内部－精神的なもの、内的なもの に重きをおいてるのが地底人なのかも。私たちが高い存在に移っていけない理由は、私たちの物の見方がまだ変化できていないから。物質主義的な観点や外面重視の視点から、もっと人間の内面を完成させること。2024/01/13
p.ntsk
32
アミシリーズ第３弾。アミとの約束を果たし本を書いたペドゥリートはアミ、ビンカ、クラトに再会。ビンカと暮らす為の許しを貰いに叔父さんに元に行くが様々な試練が立ち塞がる。シリーズの一貫したテーマは高次な愛。この作品で言うところの愛とは与えるものであり執着とは別物としている。それは自身のエゴとの戦い。自由の発揮は必ず他者との相克を生む。自己犠牲に陥らず自由意志を発揮するには自己実現の向かう方向性と目的が問題となるのだろう。繰り返し読みたい３部作になりました。 2018/12/29
おさと
4
今を生きる上で、非常に重要なことが詰まった3冊でした。2021/09/13
ジュリ
4
何度読んでもいい本だなと思う。全ては愛が大切。2018/09/23
えりっく
3
惑星の表面に住んでいる文明では、すべてが表面の問題なんだ。それは魂のありかたを反映している。物質的な地球で表面ばかりを重視しているの、なるほど…。執着から自由になってあらたな状態にうつるためには、死を利用するほかない。でももう少し執着から離れることができれば、そのプロセスはいらなくなる。幸せやほんとうに大切なものは内側と密接している。2025/01/30
