内容説明
十四歳の少女エラ・ウォリスは惨めなティーンエイジャーの典型。学校でいじめられ、両親に誤解され、受け入れてもらうことだけが望みだった。だが、エラには他のティーンエイジャーにはない特殊な能力があった―。この驚異的な小説の中で、ユリ・ゲラーは小説家としての優れた才能と特異なサイキック体験を組み合わせ、隠れたマインドパワーと、それらを爆発(解放)させることの恐るべき結果を探ろうとする。衝撃と感動、そして、示唆に富む荘厳なラスト、実力派スリラー作家の誕生。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
臓物ちゃん
1
ごぞんじユリ・ゲラーの書いた小説ってんだから、森達也『職業欄はエスパー』みたいな超能力者の日常生活とか内面を描いたものかと思ったら、いじめられっ子のヒロインが超能力に覚醒して空中浮遊したりガラス窓をパリパリーンと割ったりするという……かなりありきたりっつーか、別にユリ・ゲラーじゃなくても似た話かけるんじゃねって感じなのでちと残念。そしてラストはヒロインがエルサレムでメシアになっちゃうという、かなりキリスト教的な世界へ。超能力者ではなくイスラエル人ユリ・ゲラーの方が全面に出てしまった一冊。オススメしない。2020/03/13
稽子
0
★★★