内容説明
ついに大統領になったオリバー・ラッセルに対し、レスリー・スチュアートは自社の新聞の第一面に大統領のスキャンダルを次々と書き立てさせる。そんな折り、ホワイトハウスを見学したコロラド州知事の娘が、高級ホテルのスウィートで何者かと過ごし、催淫薬エクスタシーの過剰服用で死亡する。事件の鍵を握る者たちは謎の死を遂げていき、捜査はついに大統領自身にまでおよぶ。オリバーの女癖の悪さとエクスタシー使用を知るレスリーは、大統領の一大スキャンダルとして事件を取材し始める―。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
Kircheis
54
★★★☆☆ 長い話だがサクッと読んでしまった。 ヒロインの「氷の淑女」ことレスリーは途中から単なるサブキャラになってしまうので、なぜこんな日本名にしたのか不思議でしょうがない。 ミステリー慣れしてる人からすれば、真犯人は途中で察しがつくと思うので、衝撃度は少ない。 でも展開が早く、内容は結構面白い。 むしろ本筋より、ダナのサラエボ関連のエピソードの方が楽しめたりする。2019/05/21
ゆのん
49
手酷く裏切られた主人公がメディアという力とお金を手にして復讐してゆく。シドニー・シェルダン作品によくある内容だが今回は復讐というよりは復讐する側もされる側も自滅していった感がする。もう少しエグい復讐劇を期待していたので少々物足りなかった。2018/05/12
ぴんく
12
お、最後はちょっとビックリ!最後の最後でやらかしたレスリーにも驚き!しかし、この物語の主人公って結局、ダナ?氷の淑女はダナのことではないんだろうが。あっという間に読めました!2019/05/02
makimakimasa
5
後半は結構予測出来ない展開でまあまあ面白かったけど、終わり方は雑なハリウッド映画みたいだった。大統領のエクスタシーは偶然ってこと?ヒロインに特に同情は無いが、この男と義父(上院議員)のハッピーエンドは納得出来ん。メインキャストで唯一の良識派ダナ・エバンズのクライマックスシーンも、近くにTV中継車が止まってる家に暗殺者が堂々入り込んでくのとか、それを易々見逃してる中継車の待機スタッフとか、突っ込み所が気になって話の説得力に欠けた。最後に完成度が落ちたな。総じて、暇潰し以上の本ではないという結論。2015/11/29
とも
4
あっという間の読了。女を怒らせたら怖い…という話かと思いきや、えー!?って感じの結末。いやほんとビックリ。淑女のその後が気になります…。2015/07/13