内容説明
ねこがおさかなを食べたくなった。だけどおさかなは、ねこの友だちだった。小学校低・中学年向け。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
うしこ@灯れ松明の火(文庫フリークさんに賛同)
64
ブータレはノラネコでしたが、今は一人暮らしのおばさんの家で飼われています。その家では2匹の金魚が飼われていて、おばさんはブータレがその金魚にいたずらをしてしまうのではと心配していましたが・・。金魚と友達になったことでおばさんが食べものとして出してくれる「おさかな」と、友達の金魚とはどう違うのかブータレは悩みます。でもそう簡単に猫が魚を食べる“本能”を無視できるはずもなく、さらに悩みます。生きるって難しいですね。でも話がそれで終わるのではなく、食べられる側の強さも描いていたのがよかったです。★★★★2013/01/17
花林糖
20
【猫本を読もう読書会】 猫と小さな魚の友情物語?と思っていたら、本能と友情に揺れ動く考えさせられるお話でした。最後は明るい結末で◎。2019/02/02
どら母 学校図書館を考える
14
友だちか、本能か…。食べることは生きること。いろいろ考えさせられました。簡単な文章だけど、深い話だから、5年の教科書に載ってるのかな。2016/07/15
絵本専門士 おはなし会 芽ぶっく
12
4年生ブックトーク授業【冬休みにおすすめの本】面白そう、と思ってもらえるような短めの本を選書。宿題にはしませんが、「面白かったところ、クライマックス」を読み終えたら考えてね、と紹介しました。 金魚鉢のさかな夫婦と友だちになった元のらねこのブータレ。ある日さかなの旦那が鉢から出てしまい、助けようとした時に本能が…。2021/12/15
ochatomo
8
元野良猫ブータレの迷い 1995刊2019/07/22