内容説明
従業員八百人の早川興業を一代で築き上げた早川卓次は、自宅の庭に蒸気機関車を一両飾るほどの熱烈なSLファンでもあった。早川は愛人で女優の榊由美子と二人で、小樽発九時五十一分の倶知安行き特別列車「C62ニセコ」に乗車した。乗車中の時刻、札幌のホテルで早川の妻が絞殺され、早川は鉄壁のアリバイを主張する。ところが、それを証言するはずの由美子が東京のTV局で殺害されたのだ…!?(「C62ニセコ」殺人事件)他、「十津川警部の標的」「十津川警部 みちのくで苦悩する」の名作三篇を収録!
著者等紹介
西村京太郎[ニシムラキョウタロウ]
一九七八年に刊行された『寝台特急殺人事件』が大ベストセラーとなった。そしてトラベル・ミステリーの三作目となる『終着駅殺人事件』で八一年度の日本推理作家協会賞を受賞して今年が四十周年。以来、常に推理小説界を牽引し続け、著作は六三五冊を超えた!(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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